最近は「終活」という文字が躍っている
当世はやりの即製熟語だが
その中身が一様でないところが面白い
財産目録を作ったり
公証役場で遺言書を書いたり
カネがらみの整理が思い浮かぶが
ペットのカエルの扱い方をメモしたり
錦鯉の価値を子供に教えたり
愛するモノへの気配りも目立っている
あとは愛用する腕時計とか
40年も使い続けてきた万年筆の遺贈を
どこの誰が適当かなどとと考える人もいる
年を取ると考え方に変化が起こるものだ
物をほしがらなくなったり
グルメへの欲望が後退したり
中には話題のディスカフェに参加して
日常的に死と向き合うものもいる
ディスノートをつけるのもその一環だ
人生いろいろ 人さまざま
ちょっぴり自慢を残すもよし
可もなく不可もない平穏を愛でるもよし
さあ 75歳を過ぎたら終活を始めよう
生命保険や火災保険の在り処を確認し
配偶者や子供たちに知らせておこう
そんな気遣いはバカらしいという人もいるが
生きるだけでも大変な息子娘世代は喜ぶだろう
自分の人生を楽しく振り返りながら終活しよう
まだまだ20年ぐらいは元気で、と思うころから準備を始めるのがいいですね。
寒さももう少しで峠を越すでしょうから、春になったら畑仕事が忙しくなりそうですね。