初日の出を、ホテルの18階ホールで迎える。その瞬間を待つ人々は、すべて善男善女である。ご来光を歓声と共に拝む姿は、人の心の奥深いところにある宗教心が揺さぶられるからであろう。何宗でもない。そこには何ともいえぬ一体感があった。
朝食を済ませ浜松城(戦後再建されたもの)を見学、家康の17年間の居城にしては質素な城構えである。石垣は野面積みで荒々しい。
その後、中田島砂丘に向かう遠州灘からの風が冷たく早々に引き上げる。元旦にも拘わらず高校生が足腰の鍛錬の為か大勢駈けていた。指導する先生方もご苦労さん。帰路は東名高速、お正月で渋滞することもなく明るう内に着く。