差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

端午の節句

2009年05月05日 | 田舎の思い出

Dsc01064  子供の日、どこの家庭でも子供たちの健やかな成長願い色々な催しをしていることだろう。少子化といわれる今日、大切にしたい祝日である。

  「かしゃっぱとってこい」節句が来るとこんな母の命令で2kmほど離れた一本ブナ(で一番高い山 30kmほど離れた海が見える)に兄と出かけ柏の葉を摘むのである。の子達が誰もが摘みに来ていた。父は蓬と菖蒲を屋根の軒に指し、高々と鯉幟をたてる。手作りの柏餅を食べ、菖蒲湯につかるのが節句を祝う田舎での慣わしであった。行事はみんなが何某かの役割をして一家で祝ったものである。そうそう柏餅の具が単なる味噌の時もあった。砂糖の無い戦時中は、、、、

 我が家では、そんな思い出に少しでも近づこうと柏の木や菖蒲・蓬(これは雑草として)を植えている。写真は柏木