老人会の広報誌に早くも投稿があった。ありがたいことである。自らの体験「学童疎開」について記されていた。原稿募集のお知らせは来週だが、早速編集に取り掛かろう。
ところで、この度の災害では避難という言葉が使われているが、戦時中はマイナスのイメージになるような言葉は禁句であった。疎を開らくなどというもっともらしい言葉を造語したのである。同じような言葉で使い分けしたものが多い。例えば、占領軍を進駐軍といったり、敗戦記念日を終戦記念日など枚挙に暇がない。その記念日も間もなくである。時の流れは実に速いなあと思う。小学三年生のあの日は昨日の様な感覚で思い出すから不思議である。