最近では、歴史と伝統あるある旧住民の多い自治会でもその組織率が年々減少し40%を切ろうとしているそうである。地域での連帯感、所属観が希薄になり、その教育力が低下するのも宜なるかなといえよう。
その点、K自治会は前にも記したが組織率90数パーセントを誇り、近隣では見られない貴重な存在である。おそらく東京一であろう。今日も各班長さんに回覧物を配布しに伺ったが、親しい挨拶と労いの言葉をかけられ温かいものを感じた。ややもすると面倒だとか、煩わしいとか耳にする風潮がある中で、そういう声は聞かれない。これも先人達の努力の積み重ねがあってのことだろう。この大切な財産を、次の方々に伝えていく義務がある。回覧物を配りつつ、、、、、
外出から帰ると、テーブルに置き手紙とかわいい日光のお土産が置いてある。移動教室に行った孫からのものである。早速お礼を言おう。
ところで、どんな印象もって学んできただろう聞いてみたいものである。
私が初めて日光に行ったのは、60数年も前のことである。『日光見ずして結構と云うなかれ』ということが云われ、訪ねたのが自慢の種でもあった。駅前からは電車が道路の真ん中を走り、神橋までは両側に商店がびっしりと並びとても賑やかだったことが印象に残っている。華厳の滝に行くには馬返しまで電車で行き、そこからケーブルカーに乗って明智平へと、今ではすべて廃線になってしまったが懐かしい思い出である。車社会は,点と点を結ぶ便利なものであるが、今の神橋までの寂れた商店街(らしきもの)を見るにつけ往時のそれを復活させるのは無理だろうなあー。
知人に東照宮の神職の方がいて、小学校4年生の時に特別連れて貰ったのである。初めて見る電車、初めて乗るケーブルカー何もかも強烈な印象をあたえたのである。
孫達は、私の日光観とは違った思い出を作るのだろう。
最近の犯罪は、振り込め詐欺の例を挙げるまでもなく、増加の一途を辿っている。また、巧妙化、凶悪化の傾向がある。来る11日から始まる全国地域安全運動も実りあるものにしたいものである。わがT支部においても、早速役員会を行い協力することとなった。幸いにして、当自治会は役員から率先して防犯推進委員になり、永年それを勤めてきた方々を含めると40数名になる。この組織、力を結集して地域の犯罪抑止、犯罪防止に努めていきたい。
町内会の旅を計画する時を迎えた。昨年は、小江戸といわれる川越市に行ったが、本年はどこにしようか役員で検討中である。神社仏閣をメイーンにするか、自然を満喫する所にするか、それとも両者を取り入れた所にするか等々候補地を上げている。何しろ高齢者が多い当会では、帰りが余り遅くならないよう配慮しなければならないし、参加費もそれなりの考慮が成されなければならない。
そうした中で日程的にも、早く決定し実踏に行かなくてはと、楽しみながら考えている。
一ヶ月の休みもあっという間に過ぎ去り、今日から勤務始まる。ボランティア的な仕事の内容だが、私にとっては社会との大切なつながりであり、規則正しい生活を支えるものである。この貴重な時を大事にしたい。
この一月振り返ってみると、いろいろ計画したが目標の半分にも達し得ない。拘束の無い余裕ある時間は、私にとって浪費してしまいがちであるばかりか、生活のリズムも乱すものとなった。
まだまだ、勉強が、、、、、、痛感している。