函館に行くと、必ず行くのが北島三郎記念館のすぐ隣にある「北方民族資料館」です。
いままで他の入場者と一緒になった記憶がありません。入ると「オォ来たw」という
空気を感じます。そういうところで働くの、いいな♪
北方民族の生活様式が描かれています。ちとデフォルメされてる感じですよね。
昔は一般的に「文化的に遅れた野蛮人」と見なされていましたが、争いごとが少なく、
動物でも植物でも得られることに感謝し、自然との共生を大事にしていた文化は、
いまは実は高度な価値観を持っていたと見直されています。たしかに放射能や
CO2をたれ流して、物質的に豊かというのを誇ってもねェ。。。
様々な北方民族の分布図が出ています。北海道や樺太、千島列島は幕末あたり
から日本とロシアの争奪戦になりました。いま北海道に隣接する4つの島の所属を
議論していますが、これを見てはっきり言えることは、こういった地域にずっと住んで
きた少数民族の土地は、つい最近まで日本でもロシアのものでもなかったという
ことです。アイヌ民族をはじめとして、いまだにそういった少数民族は残っていますが、
「領土問題」を大国が議論しているとき、まったく蚊帳の外ですよねえ。
ちなみに、学校でもらった地図帳では、北方領土が日本の領土である赤色に塗ら
れていたのは、こちらの主張ですからわかります。ロシアの地図帳ではあちらの色に
なっていることでしょう。
しかし、むかし一時的に日本の領土となっていた(日本が軍事的に制圧していた)
千島列島、樺太の南半分も赤になっている地図を見たことがあります。赤になって
いなくても、色がつけられていなかったりします。(今でもそうなっていると思います)
これはおかしいのでは?と子供の頃は思いました。だって日本政府も正式にそこの
所有権は主張していないんですから。「むかしはここまで日本だったんだぞ」と過去の
最大エリアを主張するんだったら、中国の満州やら朝鮮半島、台湾だって入れなく
ちゃ。
少し大人になってから、これは地図の出版社が何らかの圧力を恐れて自主的に
そうしているのかも、と思うようになりました。恐ろしいのは、表立った反論ではなく、
何かしらの抗議や脅かしなどがあるかもしれない、とどこの出版社もこぞって自主的
に歪んだ表記をしているのかもしれない、ということです。どうなんだろ?
獣の皮で服を作っていました。足なんて冷たかっただろうになあ~。
いまと比べて物質的には豊かでなくても、こういった手掘りの人形を大事にしていた
のでしょうね。
様々な道具も並んでおります。
これは西洋人が探検にやってきたときの様子です。私はマルコ・ポーロの話や
ロビンソン・クルーソーの話も大好きで、こういったはるかな異国、異文化を発見した
ときの話はドキドキするんですよね。
あ~面白かった(^益^)b