ピスタチオ・アイスクリームのおばちゃんに神殿の場所を聞いたら、すぐに目の前
でした。木に隠れていたからねェ。
紀元前6世紀末から紀元前5世紀にかけて建てられたとか。そういわれてもピンと
きませんよねェ。
山の上にあるから、見晴らしがよくて海が見えます。しかし日差しが暑いよ・・・。
図にあるように、最初はもちろん箱型。32本あった石柱は、現在24本だそうで。
けっこう残っているほうなんです。不便な山の上にあるから?
はるばるやってきましたけれど、とにかく暑くてひと回りしたら日陰に入りたくなるw
せっかくなのでもったいないような、まあひと通り見たらいいような…?
この角度が一番箱型だったときの姿を想像させてくれるかな?
こんな海を航海していると、透き通るような歌声で通過する人々を魅惑する魔女
セイレーンでも出てきそう。セイレーンたちの周りには、腐りゆく人間の白骨が
うず高く積もっているんだってよw
さて港まで帰らねば。
一軒だけぽつんとある土産屋のおばちゃんに「帰りのバス、ここに止まるんだよね?」
と確認する。なにせバス停などはない。なのでもちろん時刻表もないから、おばちゃん
に聞く。「30分に一本!」とテキトーな返事。
しかし30分たっても40分たってもバスは来ない。ひとりの女性が木陰に座っていた。
バスを待っているのかと聞くと、そうだと答えるので、時間がわかりますか、と尋ねて
みる。
すると彼女は港とは反対側の方向に行くので、私が戻りたい港行きのバス時刻を
スマートフォンで調べてくれた。やっぱりどこでも使える通信機があると便利だな。
俺も世界漫遊の旅に出るときは用意するかー。
彼女はセルビア人でした。ギリシャのお隣ですから、「1時間で来られるわよ」と
ニッコリ。こちらは地球の反対側ですぜ。「今回のオリンピックでは、セルビアは
バレーボールで頑張ったよねェ」とお愛想を言いますと、またニッコリ。
あとで確認したら、金メダルじゃなくって決勝で中国に負けて銀だったんだな・・・w