こちらは約3500年前の遺跡ですから、あっちこっち立ち入り禁止区域です。
ご覧の通り、ロープが張ってあったり、木や鉄の柵が巡らされています。
そりゃあ崩れそうになっているところは危険だし、積み上げられた石を壊して
しまったら取り返しがつきません。
しかし…ありっ?! 入っちゃいけないところをズカズカと歩いているおっさん
がいるではなーいーかっ。初老で白髪頭の長髪を後ろにしばっている。ぱっと見
野人タイプ( ゚Д゚) 最初は他に見物客がいなかったのに、いつの間にかいたのねw
さてさてこちらは地下道。残っていたことが大発見なのですが、ここも実は立ち入り
禁止で、鉄柵の向こう側に手を伸ばして撮影しているのです。
しかしだな、さっきの野人のおっさんが、中に入って見物しているのであったー!
それだけではない。奥さんも一緒に中に入っていた…w 初老だってのに、2人とも、
奥さんはスカートだっつーのに、鉄柵をよじ登って乗り越えたのだ~w
いつしか後ろにはもう1組の中年夫婦が来ていた。野人の夫婦がさっさと鉄柵を越えて
行ってしまうと、俺に話しかけてきた。
ここ、立ち入り禁止ですよね・・・?
そうでしょう。あちらのご夫婦は入っちゃいけないところをどんどん入ってますが…w
いいんでしょうか。ここはあっちもこっちも立ち入り禁止ですが。。。
どこにでも変な奴がいるもんだなー。 怒られたらどうするんだろ。
シュリーマンは、何メートルも掘って掘って掘り出したんです。すごいよねェ。
さて、気になっていた、帰りのバスはどうなるんだろ・・・。
ってね、来たときは、こんな街道で突然降ろされたんですよ。もちろんバス停はナイ。
だもんで、時刻表もあるわけナイ。1時間に1本は来るよね?テキトーに立ってたら
止まってくれるの?
とりあえず、バスが来たら手をあげてみる。たまに通るやつはそのまま通過しやがる。
路線バスかどうかなんて見分けがつかないよっ!
すると、古代遺跡のほうから車が出てくる。見ると、さっきの野人夫婦じゃねーか。
奥さんと目が合った。チャッと手を挙げて挨拶された。ほとんど人のいない遺跡だった
から、「いたやつだ」とわかったのです。別れの挨拶じゃなくて、街にほうに行くなら
乗せてくれねーのかよぉ~w(゚益゚)w
ま、世の中甘くないよね^^; シュリーマンは「ナフプリオンから1時間。馬で早駆け
なら25分」と書いています。 バスなら一本道を飛ばすので10分ちょっと。歩いたら
1時間以上はかかるなあ~、と思っていたら、バスが来て手をあげたら止まってくれた
のでしたー(^益^)b