さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

2軒目は「きりん」

2020年07月28日 | 関東甲信越


さて2軒目、といっても酒を飲むのは1軒目ですが、伊那に来たメイン・イベント、
「きりん」です。「マスター」というよりは「おっちゃん」と親しみをこめて呼んだ
ほうがよさそうな大将が、店の外に椅子を出して座っていました。ちょっと休んで
いた様子。「どうしたの?」と聞いたら、「いま亀に行ってきたんだろ?」と俺が
店から出てくるのを見ていたようです。

ちなみに甲府→諏訪→伊那と渡ってきて、だんだんコロナの影響がなくなり、ここは
まったく普段通りの運営。つまり思いっきり密で話しまくってます。「東京から来たん
ですけど」と一応断っておきましたが、全然気にしていない様子でした。(^益^;


店内には初老の男性と中年女性(おねいさんか^^;)がふたりカウンターで飲んで
いました。いつものようにみんな仲良しで、おっちゃんはこちら側に来て一緒に座り、
話に花が咲きました。蕎麦の話が出たので、「亀」でいまさっき食ってきたこと、そして
伊那市創造館で知った「入谷野在来種」の話を出すと、初老のおっちゃんは「それなら
高遠だ。先に電話して確認してからにしたほうがいいよ」とアドバイスをしてくれました。

だんだん酔っ払ってくると、マスターの過去の●×の話題が出て来て盛り上がる。それは
ここに公開するわけにはいきませんー。毎回そうだな。。。

そのうち横のおねいさんは酔いつぶれて寝てしまい(ちなみに昼からずっと飲んでいた
らしい)、おっちゃんのほうはタクシーを呼んで帰っていきました。自転車で来ていた
そうです。明日歩いて取りに来るのかな?


ここの地酒、「井の頭」。この街のあちこちに看板があります。ここからすぐのところ
にある蔵です。近年は滅多に飲めない、昭和初期を思わせるきつい味わいの酒です。
この店、というか、この町全体が昭和にタイムスリップしたようなところなので、
実にぴったりな臭い酒なのです。

さて適度に酒が回ったところで、次の店は「アドニス」というバーに行こうと決めて
いました。これまた昭和感のある、当時はちょっと高級感を感じさせたサントリー・バー
なのです。きっちり着物を着た貫禄のあるおばーさんがいるんだよ。

「次はそこに行くんだ」といって勘定を済ませたところで、寝ていたおねいさんが
起き出した。なんと「一緒に行く」ときたもんだ。今度は酔って寝てしまうような雰囲気の
店じゃないんだけどなあ。。。