ここは幌延駅。時間通りに沿岸バス・幌延留萌線がやってきました。田舎のバスは、
電車並みに時間が正確です。
バスはしばらく街中を走ります。すると次々に高校生が乗ってきました。本数が
少ないから、朝の通学バスになっているのです。そのうちになんと満席。おそらくは
毎日同じメンバーで乗っていることでしょう。今日に限って、変なおぢさんが乗ってるな、
と思ったのではないでしょうか。
おお、風力発電のブレードが並んでいます。四国の佐田岬半島にズラリと並んで
いたなあ。室蘭では下まで行きましたが、すんごい迫力でブンブン回っているんだよ。
風力発電ブレードの列の右にあるのは利尻富士です。雲のあるところね。
朝でも高校生たちはおしゃべりで賑やか。静かなのもいるけどね。好きなコがいたりして、
うらやましい世代です。しかし思春期の本人たちは、いろいろ悩みがあったり大変
なんだよね。そのうちに学校の前になり、みんな一斉に降りて行きました。稚内から
乗った女の子も降りました。6時台の特急からバスに乗り継いで大変だなあ~。
帰りも必ず同じバスと電車に乗らなきゃならないだろうしねェ。
やがて西海岸に出て、ずっと沿岸を南下します。普通の路線バスで約3時間半!
少しウトウトしたり、海を眺めたり。運転手さんは途中で2回交代しました。
海の色が、いろいろ変わります。
お? 遠くに島が見えるぞ?
アップにするとこうです。焼尻島(やぎしりとう)です。そのお隣には天売島(てうりとう)
が並んでいます。もちろんどちらもアイヌ語の当て字ですね。どちらも人口が200~300人
くらいだとか?利尻や礼文もいいが、こういう小さい島に行ってみるのもいいなあ。
途中から乗客は他に誰もいなくなりました。いつもこんな感じなのでしょう。
3時間を超えるバスの旅ってどうよ、と思ったけれど、初めて見る景色は新鮮で、
わりと楽しく過ごせました。
いよいよ留萌に近づいてきました。
おおお、夜明けと共に出発し、ようやく昼になって到着しました。まずは一服し、
どこかで昼飯かなー。ビールでも飲みたい気分だ。