小樽は北の玄関。漁港として栄え、ニシン漁で御殿は建つし北前船の寄港地として
賑わい、内陸部の石炭を運び出す港としても発展したので、大きな銀行がズラズラと
できたのです。そのひとつがコレ、旧三井銀行。大きな建物の銀行が次々と引き揚げた
あとは、こういう建物が小樽にたくさん残った。大箱なので、なんとか利用しないとねェ。
前に内部を見学させてもらったことがあったが、どうなったんだ?
フム、ここはあまり変わってないようだぞ。
こういうの、よく撤去しなかったよね。「古くなっていらない」と取り壊してしまえば
それまでですが、それを保存しておけばこのように文化遺産となるわけだ。
実質博物館になっています。
金庫はすんげー扉です。お城の天守閣に上がったりすると、現役で利用されているときは
俺なんか平民は絶対に来られなかったよなぁ~と思いますが、こんな内部を見物する
ときも、同じような気持ちになりますね。
まあこういう重役室に来たときもそうだ。半沢直樹のドラマみたいだねェ。
俺、会議中によく居眠りするけど、こんだけ顔を突っつき合わせてやたらマジュイね^^;
みんな一度は座ってみたい、と思っちゃうからね、ロープで入るなw^^;
ステンドグラスはフランス製だそうです。奥に椅子が並んでいるでしょう?
「プロジェクションマッピング」といって、天井に光のショーがあるのです。
地下にある貸金庫室。これまたすごい扉です。左上に小さい扉がありますよね。
あれはメインの扉が開かなくなったとき、人が出入りできるようにするための
避難口(?)だとか。
面白いのは、部屋の周りにぐるりと通路があって、「部屋の中に部屋」という
二重構造になっていること。地下にあるから結露を避けるため、もしくは穴を掘って
泥棒さんが入ってこないようにするためか^^;
周り廊下の角、四隅に鏡があります。なんでだと思いますか?
入り口で一瞬に人がいないかどうかわかるようにするためです。泥棒対策?
警備員なんかがいるのに閉められちゃったら大変なことになるからか。
貸金庫、意外とひとつひとつは小さいんだねェ。一生縁がないだろうけどなあー。
大きな天井を利用して、こんなふうのショータイム。他に誰もいなかったので
ひとりで見物か、と思っていたら、始まりの直前にカポーが目の前に座りました。
上を見るんだから別にいいけど、伊那の映画館でも、上映直前にカポーが入ってきて
俺の近くに座ったなー。
「まあキレイ♪」なんて言ってやがるんだろうなあー。「キレイという言葉は、君の
ためにあるんじゃないか♪」とか言ったりしてーwww たしかにをぢさんひとりで
見てもなあー。
さてみなさん、カポーなんかが周りにいる酒場のカウンターでひとり飲んでる
をぢさんと、こういうのをひとりで見ているをぢさん、どっちが侘しく見えますか?
ま、どっちも俺なんだけど^^;