エギナ島へ向かって、船は爽やかに進んでゆきます。空も海も青い。
地図でご覧の通り、エギナ島は本土に近く、十分に日帰り旅行ができます。
古代には独立したポリス(都市国家)として栄え、アテネと肩を並べるほどに強大な
勢力を持っていたそうです。今はのんびりしたリゾートの島になっていますけれど。
何年も海を放浪したオデュッセウスも、こんな海を進んでいったのでしょう。
ギリシャの沖合には数多くの島が点在していますが、このように地図に載らないような
小さな島もたくさんあります。湿地帯の日本だと、赤シャツが「ターナー島」なんて
名付けたように、島にはびっしりと木が生えて緑になりますけれど、こちらは暑くて
乾いているので、ご覧のように「砂島」になります。岩より乾いている感じですよねえ。
1時間ほどで到着。「おお、エーゲ海!」と写真を撮っていたらすぐについちゃった。
ギリシャ美人から「あなたどちらから?」なんて声をかけられるひまもありませんでした。
ひまがあってもそんなことないかもしれないけど。
な~んか西部開拓時代の一階酒場、二階ホテルみたいな?
うひー。リゾートしてます。
右のほうに一本円柱が立っていますよね。あれはアポロンの神殿の遺跡なのです。
一本だけ柱が残っているのです。だから今となっては灯台かなんかみたいですが、
以前は何本も立って箱型の建物になっていたのですーw
それも紀元前6世紀だそうですが。聖なる地がこんなになるとはなぁ~。
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