さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

酒がもたらした1000000分の1の審美主義 18

2015年07月24日 | 東北シリーズ



会津若松に帰り、例によって開店時に居酒屋へ。ここもいい酒が揃っているらしひ。



おうおう、イイ感じだぞ。



まずはビールで喉を潤し、何から飲んでやろうかとじっくり考える。



やきとりもなかなか旨いぞ。んで食べ始めたところで、店長より「すぐそこに西軍墓地が
あるので、見に行きませんか」とのお誘い。やきとりが冷える気もしたが、せっかくの
好意なので見に行くことに。



戊辰戦争で、薩摩・長州の敵方も、このように仏になれば丁重に弔うと。
近所のおばちゃんも出てきて、説明資料をくれたりしたのです。



残念ながら、この店の名前が入った末廣酒造の「盃欄処」が品切れ。

そこで最初は会津若松の銘酒「榮川」にしようと思ったら、店長が「それはどこでも
飲める
んですが、ここには他にはなかなかない…」とすごく残念そうな顔をしながら
榮川を手に
したので、すかさず「やめます!お勧めをお願いします!」と訂正した。
(ちなみに一番上の画像で、この店の看板を見て下さい。「榮川」ってあるけど…)

そこで最初は「京の華」となる。店長は一升瓶を片手に持って、ご覧下さい、きっちりと
すりきりに注ぐこの技術。


さて、ここからがビッグ・サプライズ。(=゜益゜):;*.’:;オドロクナヨ

私はカウンターの一番奥の隅に座ったが、2つ3つ向こうに、何やら素敵な若い女性が
ひとりでやってきた。
(まだ酔ってないのに白日夢?おやじの聖地、ディープな居酒屋にひとりで?
 このシチュエーション、確率100分の1もないんじゃ?たしかにナイナイナイ)



そのお嬢さんは、店長お勧めの馬刺しレバーを食べていた。すると俺に向かって
「ひとついかがですか?」と小鉢を差し出してきた。いやホント。

(妄想スタート?!テンションK点越えw(゜゜)w こんなんさらに確率100分の1ってか)


                         別に店長の腹を意識して撮影してはおりませんがw

新鮮レバーのお返しに、こちらも飲んでいる酒を一杯御返杯。お嬢さんも旅人でした。
いつしか話に花が咲き、彼女はダリやオスカー・ワイルドが好きだとか。シュール
レアリスムに審美主義ときたもんだ。離れて座っていると話が遠いので、いつしか
お隣にやってきて、世紀末の耽美的会話が始まったのでした。

(夢が錯乱してせん妄状態? 作り話したって何の得にもならないぞ?
 こんな展開、さらに確率ありえる度100分の1?)




ひとりで黙って飲んでいるとペースが速くなって、ついつい飲み過ぎたりもするのだが、
このように酒の名前じゃないけれど、「まほろば」の「夢心」状態で飲んでいると、
自分がどれだけ飲んだかも覚えちゃいない。

まさか本当の夢じゃなかったんだろうね… (^益^;



コメントを投稿