さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

恐山 三途の川を渡る

2023年10月13日 | 東北シリーズ


田名部の町から恐山行きのバスに乗りました。朝一番9:20なので、昨日の大湊線に
接続している11:20のひとつ前だから車内は空いていました(昨日は満席!)。

約1時間、下北半島の原生林を通過して行きます。歩いて森林浴をしたほうがいいなあ。


バスは途中原始林の山から湧き出る霊水のところで止まり、ここはお参りで登山をする
人たちが手を清めていく場所だというので、よければどうぞ降りて下さいと言われました。


乗客はワラワラと手を清めに出て行きました。「不老水」とも言われるとか。


バスは終点の恐山入口まで行きますが、私はひとつ手前の「三途の川」で降りました。
少し歩くけど、ここから始まるんじゃないか~^^

さて、左の像は奪衣婆(だつえば)、右は懸衣翁(けんえおう)です。ババァとジジィ。
このお二人は人が死ぬと最初に出会う冥界の官吏だそうです。閻魔大王の裁判を受ける
前の、検事による審問ということかー。このバアサン、亡者の服を剥ぎ取るんだって。
留置所に入るときにはまず素っ裸にされるってか。その衣類を、横の懸衣翁が川の
ほとりに立つ衣領樹という柳の木の枝にかけて、その枝のしなり具合で生前の罪の
重さが測られるそうなのです。俺の場合なら薄着なのに枝がしなって服が地面につき、
「計測不能!」とか言われるかもしれんぞ。小島よしおとか明るい安村とかならどう
なるの?


さて三途の川を渡ります。まだ死んでないけど。
ご覧の通り、この太鼓橋は渡ることができません。


横にあるバスも通った橋を渡りました。これであの世に入ったことになるのか?


三途の川も、こうきれいに整備されてちゃ雰囲気も出ないねェ。。。


宇曽利湖です。硫黄の臭いがたちこめています。俺の大好きな温泉の匂い。
ゆで卵をたくさん食べたあとのオナラという感じでもありますがw


水は透き通っています。


ポコポコとあぶくが出ていて、温泉が湧いているのがわかります。暖かいのかな?



コメントを投稿