この日の午前中は、カールスプラッツの美術館へ。街中を歩いていると、こんな
ふうに絵になる景色があちこちに。
ウィーンの街中では、このようにどこでも馬車が通っています。すっかり車が主役に
なってしまった現代でも、「カッポカッポ…」と馬車が通ると、すべての車が道を譲り
ます。「いいねえ♪」と思うわけですが、ひとつ問題が…。
お馬さんは、したいときにしたいところでウンちゃんとヒリ落とします。ボテボテッと
落ちますと、臭気が立ち上がるわけで、これが結構街のあちこちにあるんですなぁ。
ま、これを画像で見ているだけの皆様は、「優雅だねえ…」とお楽しみ下されば^^;
こちらはカールス教会。カール6世がペストの鎮静を祈願して、20年以上もかけて
建てたそうです。金の使い方、今なら大きな批判を浴びそう(^益^;
このすぐ横に、目的の美術館があるのです。建物はすごく地味。訪れる人もだいぶ
少ないようです。なにせこの街には王宮博物館やら国立美術史博物館、シェーン
ブルン宮殿などがあるので、観光客の優先順位がだいぶ下がってしまうのでしょう。
しかしクリムトやエゴン・シーレが好きな人は、きっと訪れるはずです。
まずはウィーンの歴史がよくわかる展示があります。中世の時代などは、このように
城壁に囲まれた要塞都市だったのですね。
そしてご覧下さい。正面左から2番目は、クリムトの「パラス・アテーネー」。ギリシャ
神話の、知恵や芸術の女神です。これが見たかったのですが、誰もいないので
感動!
ちなみにウィーンのほとんどの美術館では、このように写真撮影が許されています。
もちろんフラッシュは不可で、他の客がいるときにはシャッター音も気が引けますが、
私は音を切っておりますし、誰もいないところを見計らって撮影してますよ^^;
美術館を出てくると、すぐそこにあるのが楽友協会。ウィーン・フィルの本拠地です。
元旦には有名な「ニューイヤー・コンサート」がありますよね。あれって調べてみたら、
1月には翌年のチケットの抽選申し込みがあるとか。
一年かけてかー。当たったら何があってもですよねーw(゜゜)w