伊那市の散策を終えて、次は飯田線で駒ヶ根へ向かいます。
車窓は一気に山の中へ。
駒ヶ根駅は改装工事中でした。それにしても、空が広い。この日は中央アルプスの千畳敷に
泊まります。星空が期待できる天気です。
信濃鶴の巨大看板。酒屋かと思い、宿で夜に飲む酒を仕入れるために行ってみたら、ただの
煙草屋さんでした。まぎらわしいのう。ま、灰皿があったので、一服利用させて頂きました。
駅から山へ向かう商店街。もう坂になっているでしょ?
本屋さんはどうやら閉店したらしい。「文化のセンター」という言葉が悲しいぞ。
電器屋さんの前には、なつかしい電池の自動販売機がありました。しかし・・・
すごい。これだけ錆びるって、いったい何年経っているのでしょう。横にずれてるし。
電器商会さんも閉店してるのかな。それにしても、建物がもったいないねェ。
右はプロパンガス屋さん、左はワイン屋さん。ちょっと品ぞろえを見てみたい気もしたが、
冷やかしで出てきにくくなりそう。
おー、寺でヨガですかー。ちょっと違う気もするが、どちらもルーツは天竺ってか。
裏道に入ると、やっぱりあったぞ、夜のお店たち。伊那市は延々見渡す限りあったが、
こちらはそれほど多くない様子でした。
さて、「バー レスト」。こじんまりした店ですよね。
これが。。。
実はこういう古い木造の一軒家の一角だったのです~。「トリスバー」なんかい。
こっちから歩いて来たら、ちょっと予想できないよねェ。(^益^)w
伊那市駅裏の食堂街。やはり「さくら鍋」や「ローメン」が目につきます。
肉屋も多い印象。肉屋の横で「馬刺し・さくら鍋」とくれば新鮮かねえ^^
通りの向こうが山の景色というのも素晴らしい。
「井の頭」の酒蔵です。カッコイイ建物だなあ。
この町にはあっちこっちに「井の頭」の看板が目につきました。ちなみに私は東京の
井の頭線沿線に住んでいるので、この文字を見ると変な気分です。
おおお、黒くなった木造。2階を歩くとギシギシいうのかしら。
「縫製」と書いてあるので工場なのかしら。
お~、際だってます。この一角だけタイムスリップした空間です。
普通の民家ですが、この壁だけは重要文化財レベルではなかろうか。
駅から西方面、南方面をぐるりと回り、戻ってまいりました。
「ステーションホテル」が寂れてていい感じです。
さあて、伊那市から飯田線を下り、駒ヶ根に向かいます。駒ヶ岳に行くんだよ。
用水路を渡って小さなバー。どんなバーテンダーがいるのかな。
ギリシャ神話のアドニスは、愛と美の女神アフロディーテに愛された美少年。
そんな人がバーテンダーなんてことはあるのか? ないと思う。
そのすぐ並び。こちらはいつの日か閉店したのですね。右のドアには消火器が置いてあるし、
左側のドアにはポリタンク。ごみがあって「不法投棄禁止」の立て札。夜には幽霊が酒を
飲んでいるかもしれません。
表通りに出ると、角にはラーメン屋です。やってるのか?上階には人が住んでいるのか?
地方にはまだ残っている写真屋。そういえばつい先日、昔のフィルムのカメラが製造中止に
なりましたね。
「昼の大失敗は夜の大笑い」か~。俺は夜にも大失敗している気がするのだが。。。
そしてそれは絶対に昼に笑えないと思う。
しばらく開け閉めしていないと、こんなに植物が育つんだなあ。
塗装のハゲ具合が時代を感じさせますね。夜はやっているのかな?
お肉屋さん。牛・馬・豚・鳥に続いて、マトンの字が特別扱い。やはりローメンの町という
ことなのだろうか。
こちらの肉屋では、馬刺しが特別扱いなんですね。そして左の建物、素敵ですね。
おお、蔵に密着して後から右の主屋を建てたな。蔵には内部からしか入れない造りなのね。
何かお宝でも収蔵してあるのでしょうか。
町の北方面をぐるりと回って駅前に戻ってきました。むかしながらの喫茶店があり、是非
入ってみたいと思ったが、10時過ぎなのに残念ながらやってませんでした。もしかして
何時になっても開かないのかなー。
伊那だけで食べられていると思われるローメン。その店はあちこちにある。この町には
観光客が来ている気配はない。ということは、この町のみなさん、これを日常で食べて
いるな? 外に出ないから、たしかに「地産地消」ってかな^^;
ローメンは中国発祥だと思うが、このようにやたらに多い韓国系の店でも出している
ようだ。もう国籍は関係ないと。
「ローメン誕生の地」という碑まで立っているのだが、中国ルーツじゃないの???
スパゲティ・ナポリタン、トルコライス、味噌ラーメンのように、純和風料理なのか?
今度来るときには伊那に2泊ぐらいして、ローメンをしっかり食べてみるか~。
地下道がありました。交通量の少ない田舎にはいらんと思うがなあ~。
このあたりは昨夜歩かなかったが、さぞやにぎやかな灯りだったのだろう。「迎賓館」
なんてすごいネーミングですな。昨日の店にいた客は、コッテリ脂ぎったネアンデルタール系
のおっさんだったけどねェ。
これがね、どこまで歩いても夜の繁華街が続くんだよ。そんなに人口が多くなさそうな
町なのに、こういう店の数はすごいぞ。
メイン通りから横丁に入ってもこの通り。イギリスのニューカッスルという町には、人口比で
すごい数のパブがありました。イギリスで一番だそうです。それは世界一を意味するのだろう、
と思っていたけれど、いやいやいや、伊那だよ(^益^)b
これも場末度K点越え。ビールは瓶しかなくて、日本酒を頼むと、愛想のないハゲおやじが
黙ってコップ酒を出しそう。そしたらテレマーク!
「活魚」! 活きているか? ふつうのアパートに見えるが?
この飛び出しているところ、内部ではどうなっているんだろう。外から見ていると、そこに
いたら崩壊しそうな気がしますよね。支柱が細いしなあー。なんでこれ造ったんだろう?
まさか便所で、下の用水路に直接落とすとか?!
昨夜は居酒屋といいフィリピンパブといい、濃かった。。。
さて井月が放浪したと言われる伊那を散策してみようか。彼が彷徨ったのは
主に田舎の村で、現在の町とは全く別物なんですが。
なんでこんな住宅を撮影したの?とお思いでしょう。よおく見て頂いてもわかりにくい
ですが、なかなか大きな用水路の上に建っているんですよ。角に立っている石の杭の下、
左のガードレールのほうに向けて、水が流れているんです。
いまはオンボロ風ですが、右の入口の上の屋根を見ると、かつてはなかなか立派な造り
だったことがわかります。左の電器屋さんの白い入口、この古い建物に無理矢理つけて
いる感じですが、同じ建物です。玄関3つ! こんなことしなくてもなあ(^益^)w
これが町中心の商店街の様子。なかなか侘しくてよろしい。
北を流れる川を渡れば、昨夜に訪れた夜の繁華街方面だ。
ひときわ目立つ味わいある木造の建物。
これは蕎麦屋でした。やっていれば食ってみたいものだが、昨夜は夜に到着してすぐに
居酒屋だし、今朝は午前中にこの町を去らねばならない。次回のお楽しみだなあ。
窓も煙突もいい感じですねェ。
こんな味わいある古い建物を見て回っていると、「ブラタモリ」を思い出す。あちらは
やたらに地形や地層なんかを見てますけどね。ブラブラと居酒屋を巡る「酒場放浪記」は
酒好きのおじさんたちの憧れですが、「ブラタモリ」もいい年したおっさんが、マニアックな
うんちくをたれ流し、それを若い女性がにこやかに聞いてくれるという、じじーの夢だな~。
ま、俺はひとりで放浪しましょw
こんな田舎の町なのに、線路の横に家が密集してるなー。左の古い木造の建物、ちょっと
魅かれるけれど、線路を歩いていかないとなあ。するとどこかの芸能人みたいに炎上しちゃう
か^^; しませんよね~。だって炎上するほど見てる人いないもんねェ(^益^)w
ともえ食堂ってのも試してみたいね。この町、飲食店には不自由なさそう。
ローメンって、調べてみると、ほぼこの伊那でしか食べられないものらしい。ということは
あまり・・・なのかな?ヒツジだしなあ~。
おお、昨夜訪れた酒場の前に出ました。「きりん」さんでした。2軒先の「愛仁」が2軒目。
この町には、フィリピンよりも、手前にあるように韓国系のお店が多いようです。以前に甲府の
知り合いを訪ねたとき、「俺の知っているフィリピンパブ行くぞ!」と連れて行かれたことが
あります。「俺、日本人のほうがいいんだけどなー」と言うと、「高いからダメ!」と却下され
ました。外国人の店のほうが怖い感じがするのだけれど、料金は割安なんでしょうかねえ。
ちなみにそいつはフィリピンパブが大好きで、携帯のアドレスをちらっと見たら、そういう
フィリピン人の名前がズラリとありました。中年でいまだに独身です。ついでにアホです^^
その店で、貫禄のフィリピン女大親分がそいつに「ねえ、結婚してよ!」と怒鳴りつける
ように迫っていました。当然、俺は「しちゃえしちゃえ♪」とからかいました。(^益^)b