さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

桐生新町重要伝統的建造物群保存地区

2024年01月19日 | 関東甲信越


とても長いタイトルになりましたが、今回は桐生の街の素敵な建物をたくさんご紹介
します。多分に主観的なセレクトになります。何が「重要」かって、そりゃあ人に
よりますからね。こちらは保存地区に入る手前のうなぎ屋さん。すんごく立派だ。
昼はあまり旨くない町中華に入ってしまったので、奮発してこっちにすればよかった
なあ~w


こちらは看板ではわかりませんが、古民家を改装したレストランだそうです。


こりゃすぐわかる、酒屋さんですね^^


ここは前にも来たことがある「有鄰館」。酒、味噌、醤油などの醸造所です。
ここはこの保存地区の一番有名なところで、観光客がちらほらといました。


大きな蔵がいくつかあります。


こういうところに味噌や醤油などを置いていたと。


八百屋さん~。


こちらは花屋さん。


なんか立派な建物。お化け屋敷みたいだけれど。グーグルマップで見てみると、
「平田家住宅旧店舗」だそうで、桐生市HPによると、「嘉永4年(1851)に現在地で
雑貨商を始めたが、その後染料、生糸などを扱うようになった。戦時中商品の仕入れが
困難になり廃業した」そうです。戦時中に廃業して、それからずっとこんな感じなの?!


これは一本路地を入ったところの民家。立派じゃないかぁ~^^


こういう建物も味わいがあります。


古い蕎麦屋。こういうのは特に「重要伝統的建築物」には入らないかも。


これはー!今回一番素敵だと思った建物。「森合資会社事務所、森合資会社店蔵、
森家住宅石蔵(旧穀蔵)」だそうです。大正時代の建築なんだって。大正の建物は、
こんな風に西洋風が取り入れられているものが多く、独特の味わいがありますね。


こちらは骨董品屋だったか。


おおお、大正時代創業の銭湯。こういうのは重要建築物に入らないのかな?
なんといまでも営業中だそうです。あとで来て入ればよかったか。


奥の建物も立派ですが、俺が好きなのは手前の平屋。


手前の建物が邪魔ですが、のこぎり型の工場。こういう屋根は、明かりを取るためだと
聞いたことがあります。


織物工場ですね。

このあたりから歴史的建造物保存地区を離れ、町の西へ向かいます。登録有形文化財の
「須藤家住宅」ってのを見ようと思って。


金鳥かとりせんこうはいいけれど、よく見るとその上に「自動車の駐車をかたく
おことわり致します」と書いてありますね^^;


さっき乗って来た上毛電鉄の線路に出ました。遮断機のない踏切だ。子供さんたち
気をつけてねw


終点の西桐生駅が見えました。


廃アパートの横に「キリストは十字架で人の罪を負った」ときたもんだ。


こっちにも「キリストのほかに神はない」だってさw いまの若い人たち、「すごい」
という意味でやたらに「神!神!」って言うよなあ。「やっば~い!」と同じ意味で。
そうすると「神」=「やばい」の?


これも「歴史的建造物」。


さあて1時間以上歩いて「須藤家住宅」にやってきたぞ。やはり絹織物商の御殿だ
そうです。


あれっ?! 「第一土曜のみ開館」だって。。。 調べが甘かったな・・・ (눈‸눈)


上毛電鉄・終点の西桐生に到着

2024年01月17日 | 関東甲信越


上毛電鉄は単線ですが、駅ではこのように線路がふたつになります。それだから?
やたらに頭上の配線がびっしり。


無人駅が基本ですから、乗客は車両を降りるとそのまま出て行きます。


北側には赤城山がちらりと見えました。国定忠治の有名なセリフが思い出されます。

赤城の山も今夜を限り、生まれ故郷の国定村や縄張りを捨て、国を捨て、可愛い子分の
手前たちとも別れ別れになる首途だぁ・・・


さあて最後の「首途」、読めますかー? 答えは最後に(^益^)b


赤城駅に着いたら、向こうに特急列車? ここで東武桐生線に接続して、「りょうもう
号」が浅草まで行くんですねー。両毛という地域を通るから「りょうもう号」なんだと
改めて理解しました。浅草の人間には遠すぎて知りませんがな^^;


まもなく桐生に到着だ。


桐生を通るのは渡良瀬川。以前に足利で川べりを歩きました。


おお、ホームの柱が木組みで素敵。


前に訪れたときには上毛電鉄には乗らず、ここで写真だけ撮りました。そんときゃ
もんのすごく暑い真夏だったなあー。 ココ、いい感じの駅舎ですよね。


さて街歩きに出かけましょうか。。。

*問題の答え 「首途」は(かどで)と読みます。こりゃあなかなか読めんぞw


上毛電鉄に乗って

2024年01月15日 | 関東甲信越


前橋の朝を迎えました。東側の窓で朝日がまぶしいぞ。


上毛電鉄の中央前橋駅にやってきました。「中央弘前」というローカル線の駅も
あったなあ。JRと違って、どちらも繁華街に近いところにあるのです。お、駅の
左に廃ビルか?


駅の真ん前で一等地(?)なのに、悲しい状況。「ンス」ってのは「ダンスホール」?
浅草に「フランス座」ってストリップ劇場があったが、その「ンス」じゃないだろw
「クラブ」は「東南西北」だから「麻雀クラブ」か? 屋上のペントハウスがいいなあ。
あんなところに住むのも見晴らし良くていいだろう。


さて上毛電鉄の車両は、例によって京王井の頭線のお古。この日は週末の朝なので
乗客はほとんどいません。


前部はワンマン仕様に改装されています。


終点の西桐生に向かってスタート。


上毛電鉄は北関東を東西に結んでいるので、都心には向かっていないローカル線。
関東平野を北の山沿いに走ります。まわりに誰もいなかったので、走って行く
まわりの車窓がパノラマになっていていいでしょう?


「心臓血管センター」という駅を通過します。ちょっとどうよ、その名前。。。


地元のおばーちゃんたちがちらほらと乗り降りしていました。


前橋の夜を彷徨う

2024年01月13日 | 関東甲信越


小野上温泉にたっぷり入り、今宵の宿泊先、前橋に向かいましょう。


すでに暗くなり、吾妻線に乗って渋川、上越線に乗り換えて新前橋、そこから1駅の
前橋に両毛線に乗ります。


そして群馬県・県庁所在地の前橋に到着。新幹線が通る高崎に比べて不便なところに
位置するので、ちと寂れています。


ホテルに荷物を置いて、早速夜の街に繰り出すぞ。


失礼ながら、新潟に続いて群馬の酒はマズイ(個人的な感想です)。なので居酒屋で
地酒を飲むのはやめておいて、昔懐かしの感じがする町中華に入りました。入ろうと
した目の前で、変な山高帽をかむったおっさんが入っていった。そいつとは反対側の
カウンターに座る。すると「チャーハンと餃子!」と、俺が注文しようとした品を
ピンポイントで言いやがる。そうなると同じものを頼みたくない。


なので少し迷った挙句につけ麺にした。チャーハンのほうがよかったな。。。


この町の繁華街には、怪しげな客引きがウロウロしていて「キャバクラどうですかー」
とか言いながら寄ってくる。あまりいい雰囲気ではない。こちらのバーに入りました。


他に客はいなかったので、マスターとしばらく話をする。俺と同じで旅好きだとか。
しかしこういう店を経営していると、なかなか泊りがけで休みはとりにくいでしょう。
しかし毎年大晦日から2泊3日で青春18きっぷを使って旅行するとか。俺が今回の
旅で最初に行った会津若松のバーCozyも好きだそうです。そうだ~、伊那のバーの
マスターも、土曜の深夜に店を閉めてから旅に出て、月曜の開店時間の前までに
帰ってくるなんて旅行をするって言ってたなあ。

わりとこの店で飲んで、もうホテルに帰ろうかと思ったところで、「前橋に来たら
是非行くべきバーがあります。私の師匠の店です」と強く勧められたw


まあそう言われちゃ行ってみるしかありません。。。


こちらに来て見ると、ほぼ満席の人気店。メニューはないので、昨夜小出のバーで
飲んだアードベッグのアンソロジー13年があるのでそれを飲む。スモーキーな
ヘビーウィスキーを甘口ソーテルヌワインの樽で寝かせた素晴らしい逸品。


すると次は、シェリーカスクで寝かせたウィスキーを出して来た。それがこの
グレンファークラス105。なんと60度というキっツいウィスキーだが、シェリーの甘い
香りが味をまろやかにしているのだ。その融合がたまりません。マスター曰く、
サッチャー元首相の執務室にこのボトルが置いてあったとか。さすが鉄の女。。。
残念ながらこのボトルは2000年代のもので、今のはこういう味わいではないとか。
ネットで古いボトルを調べてみたら、これがまたレアものだからなかなかのお値段w


ちとキツイやつを飲んだので、最後はまろやかなブレンディッドをお願いしたら、
これがVAT69。なんと40種類以上のモルト・グレーンウイスキーをブレンドして
作ったものだとか。これぞブレンダーの技を突き詰めた究極の深み。お会計も
逝ってしまったが、贅沢過ぎる満足の一夜となりました。こうやってマスターの
お勧めを相談しながら味わえるのは、オーセンティック・バーの本当の楽しみです。
いいぞ、前橋!


吾妻線に乗って小野上温泉に

2024年01月11日 | 関東甲信越


上越線に乗って水上を出ました。さっき越えてきた谷川岳が見えます。「越えた」
というより、列車に乗ってトンネルを抜けてきたわけですが。


渋川駅で吾妻線に乗り換えます。30分ほどの待ち合わせなので、駅前を見るだけ。
特に何もありませんので、ベンチに座っていました。日差しが暖かいよ。


吾妻線に乗ると、通学の学生さんたちがワラワラといました。本当は終点の大前まで
乗ってコンプリートしたい気にもなったのですが、帰りの列車は10分後の折り返しに
乗らないと帰ってこられません。リアル乗り鉄ならばそうするのでしょうが、半日も
乗るだけで帰ってくる気にはならないので、途中の小野上温泉で日帰り湯に入り、
戻ってくることにしました。


しばらくは平野。


軽井沢にあるのとは違いますが、こちらも浅間山というそうです。


上越新幹線の下をくぐっていきました。列車が通ると絵になるけれど。。。


しばらく行ったら通りました。急いでシャッターと切りましたが、見えるでしょ^^


吾妻線は、吾妻川に沿って進みます。そぉ~だ、「あがつません」って読めました?
私は知ってたのに、つい切符を買うときに「あづません」と言ってしまって、駅員さんに
「あがつませんですね?」と訂正されてしまいましたw


小野上温泉駅に到着です。


すぐ近くに「ハタの湯」があります。立派な施設でした。


*HPより画像を転載。

帰りの列車まで約2時間半ほどあるので、ゆっくり入りました。内風呂、露天風呂、
サウナ、水風呂と十分に堪能。内湯で嬉しそうに湯舟の中をスイスイと移動している
ヲジーサンがいました。露天風呂に出ると、この画像の湯が出ているところにその
ヲジーサンは仰向けになり、お腹やヘソ下3寸にお湯を当てて鼻歌を歌っていました。
そのうちぐるりと回転して背中に受け、今度は足を上げて足裏にお湯を当てている。
こちらは熱くなってくると外のベンチに座って涼んでいたのだが、ヲジーサンはずっと
入ってる。そのうちようやく湯舟から出て歩いたら、俺の近くでヨレヨレと崩れ落ちた。

ほとんどスローモーション。へたりとなって座り込み、さらに倒れそうになったところに
駆け寄って支えた。口は開いて目は朦朧。少しのあいだ両手で抱えていて、なんとか
ベンチに座らせました。あんだけ入ってりゃあ俺でものぼせるよー。

先日のつるの湯もここも、80はゆうに過ぎている人たちがたくさんいます。いつ
倒れても不思議でないような人たちが歩いているとちと心配になります。まあしかし、
こんなところでパタッと最後を迎えるとしたら、それは鍵のついた施設や病院で
管をつけられて終わりを迎えるよりはずっとしあわせなのかもしれないと思いました。


あとでたっぷり酒を飲むので、ここはビールではなくソフトクリームにしておきました^^