さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

小出 夜の酒は日本酒よりもウィスキー

2024年01月07日 | 関東甲信越


「小出」と聞いてすぐに日本のどこなのかわかる人は少ないかもしれません。
「魚沼」と聞けばコシヒカリ、新潟の米どころだな、とわかるかもしれませんね。
アーケード街は人っ気がありません。酒場を探して歩く。


しばらく行って一本裏の道に行くと、このように少し繁華街っぽくなってきた。


ここに入ることにしましたー。


長く風呂に入って長く列車に乗って来たので、ビールが旨いぞ。


ちとボケてしまいましたが^^; ここは新潟。地酒がズラリとあって飲み比べ
セットで選べるので、左から「雪蔵」、「緑川」、「魚沼で候」をチョイス。
この3日間、会津の酒を飲み続けてきたので、どれを飲んでも新潟は・・・_| ̄|〇

新潟出身の友人が「新潟の酒はどれもこれも全部まずいですよ」と言っていたのを
思い出す。スミマセン、これは個人による感想ですから。しかしこれだけ味わいが
ガラリと変わるもんだな、只見線の西と東は!


手前は馬刺し。スミマセン、これも会津のは極上でしたので。。。刺身は内陸部
なので贅沢を言ってはいけません (´-ω-`)


消去法で「魚沼で候」を改めて頂きました。繰り返しますが、会津で最高峰の酒を
飲みまくった直後ですから、その落差はしかたないんです。イケメン俳優の映画を
見た直後に俺を見れば誰だって・・・爽やか青年の大谷君を見たあとで俺を見れば
誰だって・・・ということなんです。


こういうときはバーに行くべし。基本地酒ではなく、世界中の酒が置いてあるはず
ですからね♪


感じのいいご夫婦がやっていました。お、まだシャインマスカットのカクテルがある。


飲んだことのない「長濱」が目についたので注文しました。琵琶湖の北に醸造所が
あるそうです。2本あって、どっちにしようか相談したら、ハーフで飲み比べさせて
くれるということで、少しずつテイスティング♪


伊那のバーで飲んだ「嘉之助」があるので、こちらも2種類飲ませて頂きました。
田舎で人通りも少ない場所で、なかなか立派なオーセンティックバーです。


秋田のバーで「山崎ボルドーワインカスク」を飲んで以来、ワインの香りがする
ウィスキーにはまっていますが、その話をすると「アードベッグ アンソロジー
ザ・ハーピーズ・テール」という酒を勧めてくれた。これはスモーキーさを特徴
とするアイラ島のウィスキーですが、それがなんと甘口の貴腐ワイン、ソーテルヌの
樽で13年寝かしたというもの。こりゃあ~飲んでみたい!

ドライ&スモーキーなきつい香りと、甘いデザートワインの香りの融合。いつも
厳しくてコワイ先輩が、いきなり笑顔でやさしい言葉をかけてくれたような?
もしくは地味でおとなしい女の子が、ある夜妖艶な服で現れて、足がちらりと見えた
とか?その落差の融合が魅惑的なのです。


すっかり酔っ払って夢ごこちw 十分に堪能してお支払いのビルを頼んだあとで、
マスターが「これを是非試して・・・」と出して来たのがAnamorhic。説明は
アードベッグのファンクラブHPより転載。

「アードベッグ アナモルフィック」は、最高蒸留・製造責任者ビル・ラムズデン博士の奇想天外な発想による、カスク・チャーの風味の限界を押し広げる大胆な実験から生まれました。アードベッグの伝統的なバーボン樽からカスクヘッドを取り除いた後、トーストする過程でより多くの木材を露出させるために樽を深く削り、その後“ハイ・モカ”と呼ばれるほど樽を激しく焦がし、アードベッグのスピリッツを充填させます。その結果、スウィート、スモーク、ハーブ、スパイシーという4つの風味の次元を行き来するかのように移り変わる、“4D(4次元)”な味わいが生まれました。

これぞスモーキーなウィスキー、アードベッグを愛する人の新次元な体験。
マスターの奥様は「あらあらw」と言いながら、もう一度請求書を書き直したのでした。


幸せに酔っ払ってフラフラと宿に帰りました。知らない町で、道に迷うことなく
無事生還できました。