千里山ブラウズ

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「千里山ファミリーフェスタ」に思う

2006-11-27 00:11:23 | 千里山ギャラリー
今日は一日中小雨模様の曇り空の中でしたが、千里山ファミリーフェスタが千里山会館と第1噴水を会場に開催され、多くのお孫さんを連れたご家族が訪れました。
お昼前に覗くとちょうど2Fの大広間ではジャズの賑やかな演奏が始まっていました。デキシーランドジャズの懐かしい音を聴いていると、千里山という街に良く似合っている音楽だと改めて思います。プレーヤーで聴く擦り切れたレコードの少し洋風でレトロな雰囲気を、千里山の街のイメージにだぶらせる部分が僕の中にあるからなのでしょう。
3Fでは恒例の自治会の方達のクラフト作品が展示され、その中に今年は「姉妹都市・田園調布」のパネル展示がありました。千里山と田園調布は英国の郊外都市レッチワースをモデルに、大正時代に前後して開発された街であったことは良く知られています。田園調布の街があれほどまでに多くの人が憧れる街になり得たのには理由があります。もちろん多摩川の清流や自然豊かな丘陵という恵まれた条件、又首都圏の資本力も大きなものでしたが、それにも増して街づくりへの高い住民意識があったと言われています。昭和57年に制定された「田園調布憲章」もその現れですし、東急関連サイトの「田園調布の歴史」などを見てもその事が良く分かります。
千里山自治会も田園調布会と同じように独自に街並みを作り、千里山の暮らしを守ってきた伝統があります。これからも千里山は時代と共に変貌していくことになるでしようが、街の歴史への想いを深くするということも、その方向性を考える上で大きな要素にしなければならないと思います。

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