阪急の駅でも最近「阪急で巡る・源氏物語千年紀」という14ページのパンフレットが置かれていて、車内やお茶の合間にパラパラ見ていくには良い読み物になっています。「おすすめ10コース」に編集された内容には写真やスポット地図、そしてダイジェストや解説が詳しく載っています。もちろん裏表紙には「阪急阪神1dayパス」という、1,200円で好きな日に1日乗り放題の切符の宣伝もあります。
昨日この小冊子を読んだ後で千里山駅前の田村書店に立ち寄ったところ、『源氏物語を歩く旅』というMOOKを見つけ買ってしまいました。この本にはお薦めの最寄りのカフェや扇などの和服小物などの情報まで載っています。でも一番の目当ては各帖にわたるあらすじが纏められていることでした。
「いづれのおんときにか‥‥」高校の古文の授業で習ったことは憶えているのですが、原文はさておきいろんな作家が出されている翻訳本も僕はまだ読み通したことがありません。人を愛し悩み傷つき、人生の虚しさを受け止め出家する‥‥、そういう物語を読むのもやはり心のエネルギーがたくさん要るものだと思います。こういったプロジェクトに触発されて、日本の文化の源流とも言われるこの物語を、この季節にやはり一度は読んでみたいと改めて感じています。
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