千里山ブラウズ

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ゾメキトキメキ

2010-05-04 00:01:20 | ウェルかめ

 5月3日・4日と午前8時20分から1時間半くらい、NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』総集編スペシャルが放送されています。今日は前編でヒロイン波美の夢を育んだ子供時代から、徳島市内にある小さなゾメキトキメキ出版で、編集者として大切な心のスタンスを学んでいく中で、多くの人との出会いや印象的なエピソードが描かれていました。
 波美・一平・綾の幼馴染みトリオを演じた俳優達も再び美波町を訪れ、子役達が駆け回っていた美波町の実際の街並みを歩いたり、海亀館「カレッタ」の若き学芸員や地元の保育園児達とも触れ合います。
 構成の大部分はドラマのダイジェストとなっていますが、総集編・前編におけるハイライトはやはり、人間とのコミュニケーションが苦手な海亀館の女性学芸員を取材し、署名記事を作り上げるまでの波美の成長のシーンだと改めて思いました。リアルタイムでドラマを見ていた時にも、ヒロイン波美が悩みながら編集者として大事なものを掴むその過程に、ものづくりを業としている僕自身を重ねていたのを想い出しました。編集長の言葉に出てくる「あんたは何を面白っしょいと思っとるん?」「亀園さんのどこに興味を持ったん?」「あんたはその文章で何を伝えたいん?」ということが本当にベースになければ、自分もまして他の人も「ゾメキトキメカんよ」ということだと思います。
 このドラマは僕の故郷である徳島県美波町(そして実家近くの田井ノ浜)が舞台になったということで半年間見ていたのですが、デザインの仕事や趣味で続けている歌づくりでも大切なスタンス(初心)に還らせてくれる作品にもなりました。

※『ウェルかめ』の公式WEBサイトが5月31日までで閉鎖されるようですので、それまでに幾つかの雑誌や記事などの紹介ページを、個人的にもダウンロードして記念に残しておこうと思っています。