先日、フジテレビ「めざまし土曜日」で「ノマド・ワーキング」のことをリサーチしていました。この言葉を知っている人は2%だったのですが、意味を説明すれば多くの人が「ノマド・ワーカー」の経験がありました。
「ノマド・ワーキング」はノマド(遊牧民)とワーキング(仕事)の組み合わせで、何処ででも移動しながら仕事をするやり方です。例えば移動の電車内や喫茶店・図書館で、ノートPCや最近人気のスマートフォンを使って、メールチェックや打ち合わせ・資料作成などをしています。以前僕もブログで「サード・プレイス」という言葉で、自宅やオフィスとは別の第3番目のお気に入りの場所をご紹介してきましたが、それとピッタリと重なる新たな表現だと思います。
その「ノマド・ワーキング」が大きなトレンドになってきたのは、軽量で使いやすい(1)ノートPCやスマートフォン、インターネット上のアプリケーションやディスクスペースを利用できる(2)クラウド・サービス、そして電源コンセントやネット環境といった(3)インフラが整い出したことに因るようです。
会社サイドも「ノマド・ワーキング」を認めていく傾向にありますが、ただ効率が上がるのに比例して仕事量も増える場合も多く、また何処でも打ち合わせできるので断り難いというデメリットもあるようで、ワーカーにとって便利なだけという分けではないのが悩ましいところでしょうか。
※ 僕のサードプレイスに梅田HEPナビオ7Fの「丸福珈琲」が加わりました。独特の濃いコーヒーとちょっとした甘味(マドレーヌやパウンドケーキ)が良く合います。
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田中 秀臣 | |
朝日新聞出版 |