阪急千里山駅ホームの桜並木も久しぶりに降った雨で、すっかり新緑の色を濃くしたように感じられる週末ですが、このホームのことで以前からずっと気になっていたことがあります。
それは千里山駅の辺りの線路がカーブしているので、ホームと電車の間に隙間ができ乗降にとても危険なことです。電車は直線でホームがカーブを描いているので、必然的に弓の形に空間が出来てしまいます。20cm以上の隙間があり子供や小さな女性や老人などは落ちても不思議ではありません。最後尾の車掌からはカーブしていて多分直接は確認できず、駅員と共にモニターカメラの映像を見て発車の合図を送っているものと想われます。
以前僕が津雲台のデザイン事務所に務めていた時に、部下だった女性が出勤して怖そうに話したところによると、その朝千里山駅のホームの隙間に落ちてしまい、胸まで落ちたところで気が付いた男の人達に引き上げられて助かったというのです。その女性はかなりの近視でその時はコンタクトも入れていなかったのか、千里山駅で降りる客のために一旦ドア外に出て、再び車内に入る時にうっかり隙間に落ちてしまったようです。近視で足元が見えにくく時々転ぶことがあるとも言っていましたが‥‥。
駅を直線的な場所へ移動する以外には物理的に良い考えも浮かびませんが、各車両に付いた3つの出入り口のうち、真ん中のドアを千里山駅だけ開閉できなくすると、一番大きくて危険な隙間は回避できるかも知れません。もちろんそんなことが出来ても、その分乗降に少し不便にはなります。とにかく皆さん気を付けましょう。
※ 僕の靴の長さ(29cm)と比較してもその危険度は分かると思います。
【追記】2010年6月16日(火)午後2時頃に、阪急千里線豊津駅でブザーの音が鳴り続け、停車が続いたのでどうしたのかと想っていたら、しばらくして発車後「乗客が電車とホームの間に転落した」という車内アナウンスがありました。結構こういうことが頻繁に起きているのかも知れません。