音楽DAWソフトや録音機材などの宅録情報専門雑誌『SOUND DESIGNER』を毎月読んでいます。昨夏に開かれ僕も参加させて貰った「作詞・作曲セミナー in 大阪」の講師の野口義修先生が、その誌上の「名曲のヒ・ミ・ツ♥」というコラムで、ロックやポップスの名曲スタンダードとミュージシャンの、エピソードや楽曲分析などを連載されているのも楽しみにしています。
今回は東北・関東大震災と津波の被災者を悼み、1971年にニューヨークでビートルズ解散後のジョージ・ハリスンの呼び掛けで開かれた、チャリティー・コンサートのライブ名盤『コンサート・フォー・バングラデシユ』を紹介されています。当時悲惨な状況に置かれていたバングラディッシュ難民の子供達を支援するものでした。一人のミュージシャンそして音楽の力が届く日を願って書かれたことがコラムから伝わってきます。内外ともに有名・無名に係わらず多くのミュージシャンが、何か出来ることをしたいと行動を起こされていますが、音楽の「音」は「立つ日」つまり日本の復興をシンボライズしていることも知りました。
この5月号では嬉しいことにもう一つ、「弾けばイメージが湧く コード進行ヒント集」という特集を野口先生が手掛けられています。参考曲の名盤情報が添えられて、ジャンル別の作曲実践に役立つコード進行がたくさん紹介されていますが、それぞれの解説が分かりやすく切り取り保存版ともなります。ローマ数字のダイアトニック番号コード表示付きで、通常のコード進行パターンから少し踏み込んだこだわりのあるレベルまで、初心者・中級者まで幅広いソング・ライターにお薦めです。何曲か僕も参考にオリジナル曲を発想できそうに思いました!
![]() | SOUND DESIGNER (サウンドデザイナー) 2011年 05月号 [雑誌] |
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