誰にでも簡単にパソコンで音楽制作できる環境が整ってきています。
Macでは「GarageBand」というDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトがシステムにアプリケーションとしてバンドルされていて、MIDI打ち込みやプロ・ミュージシャンのリアルな演奏からサンプリングした音源データ(loops)をコラージュする手法で自分のイメージの音楽を作ったり、先日ブログでも紹介した「Band-in-a-Box」ではコード進行とスタイルなどを書き込むと、ボタン一つで自動伴奏やメロディーまで作成してくれるものでした。気に入らなければ何度でも繰り返し試すことができるのです。「GarageBand」は基本的に無料ですし、「Band-in-a-Box」もエントリー版なら13,000円ほどで手に入ります。
そして、それに呼応するように周辺機器の分野でも新たな展開が見え始めています。今回僕が使い始めているのはUSB接続でパソコンに直結して録音できるマイク「Avid Vocal Studio」です。既にエレキ・ギターの録音用オーディオ・インターフェイスとして「FastTrack」を買っており、よく行く梅田ナカイ楽器やヨドバシカメラ梅田店などで姉妹品のような位置付けで売られています。どちらにも有名なDAWソフト「Pro Tools」のLE版がバンドルされ、Windowsでも直ぐに楽曲制作が可能となっています(僕自身は「GarageBand」やMacのDAWソフト「Rogic」を使っていますので必要ありませんが)。
さてそのUSB接続マイクですが、写真のように付属の三脚をセットし立てられるようになっています。その姿はどうしてもポッドキャスト用(放送)をイメージしてしまうのですが、「Band-in-a-Box」で作成したオリジナル曲の伴奏に仮歌的にボーカるには問題無い音質だと想います。ハンドマイクとして手に持つのは少し不便だとは想いますが、もちろんネジピッチの合うマイクスタンドには付けられます。
以前には考えられなかったリーズナブルな環境ですが、そんなPC時代に感謝しつつデモテープを楽しく作っていきたいと想っています!