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鼻歌の分析MIDI変換ソフト

2011-05-10 15:45:40 | 作詞・作曲

 パソコンの低価格化とその処理能力の大きな進化によって、他の分野と同じように音楽制作の環境も誰もが享受できるものへと変わってきています。そこで僕が最近ブログにもよくご紹介している自動伴奏生成ソフト『Band-in-a-Box』や、ループという短い音楽素材を好きなようにライブラリーから選んで並べ音楽を作る『Acid』や『GarageBand』など、楽器や楽譜が出来なくても誰でも自分の感性だけでオリジナル曲を作れるソフトが開発されています。
 とは言ってもそのソフトを使いこなすのは人間であり、音楽の基礎的な素養という部分はそれなりに必要です。またいつしかそれだけでは物足りなくなれば、やはり本格的なMIDI打ち込みや楽器演奏をオーディオ録音し、トラックを重ねていく本格的な曲作りになっていくことになります。そして結局は楽譜や楽器という元の壁にぶち当たることになるのです。
 そんな時に僕はいつも想うのですが、ボーカルというのは“誰もが持っている楽器”であり、その上に言葉という意味を乗せて伝えることのできる唯一のものです。そしてこの僕でもそれなりに弾きこなせる楽器(ボーカルや口笛)をもっと活用出来ないかと想うのです。そこでWindows専用ですが『Singer Song Writer』という大阪発の国産音楽ソフトが、昔から追求している鼻歌でMIDI入力する機能(Sing to Score)が気になってきます。
 それは鼻歌というオーディオ(アナログ)データを分析処理し、MIDI(デジタル)データに変換するもので、例えば文字をスキャンした画像データからキーボード入力による文字データを読み取る文字変換ソフトや、音声データから言葉を分析して文字データに変える翻訳ソフトなどと同じようなものです。そしてパソコンの処理能力が進化していく中で、それらアナログデータをデジタルへ分析・変換する精度も速度もどんどん向上しています。
 今僕の欲しいのは仮に名付けて『HummingBird』とか『LaLaLa Music』などと呼ばれる、ボーカル(や口笛)という誰もが持っている楽器をMIDI(デジタル)入力環境として前面に押し出した、全く新たなコンセプトの本格的な音楽制作ソフトです。どこかのメーカーで既にそのコンセプトで開発されていそうなこの種のソフトを、早く完成させて世の中に出して頂きたいと切に願っています(笑)

※ 鼻歌から音程を分析しMIDI入力する機能(Sing to Score)を搭載した『Singer Song Writer』ですが、初級者用バージョンとして最近新たに『Singer Song Writer START』がとてもリーズナブルな価格で発売されています。僕の持っているWindows機はXPの古いものでCPU負荷が大きいので、Macでそのような機能のフリー&シェア・ソフトの情報を知っている方は教えて下さいませんか。

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