千里山出身で小学生の頃の想い出などを、懐かし面白く東京の千里山会誌『千里山』で連載されている、漫画家の田代しんたろうさんからお引っ越しの連絡メールを頂きました。といっても、現在は大分の別府大学に請われ後進に漫画を教えておられますが、3年前に別府に移転されて以来の教員社宅から、大学裏門前100メートルのお家に移られたというだけのようです。大学に近過ぎて便利になるのか、或いは‥‥というところでしょうか。
漫画系大学・専門学校などの参加型・才能発掘プロジェクトの小学館主宰「クラサンカップ」に、教え子の学生が2名エントリーしているので、ぜひ読んで貰ってコメントや清き一票を宜しくとの紹介もありました。プロデビューへの才能を感じており伸びていって欲しいとも書かれていました。
とにかく今は田代さんもご自分のことより、教え子の将来が気懸かりという感じなのではないでしょうか。僕も1年だけですがフリー・デザイナーとして独立した頃に、母校のデザイン専門学校でCGを教えたことがありますが、その時の学生への想いや可愛さは“先生”を経験したものにしか解らないものがあります。
その一人の作品『桜のころ』(4月26日より公開中)を読ませて貰いました。「思春期の頃を想い出しました。‥‥例えば『地球の中心で愛を叫ぶ』がそうだったように、馴染みのある別府の街の風景を絡めたり軽く土地の言葉を使ったら、もっと純な懐かしいリアリティーが出るのじゃないでしょうか」というコメントをさせて頂きました。そしてもちろん清き一票も入れさせて頂きました。もう一つの作品『Serenade』は5月20日(金)からの掲載ということですので、週末のお休みにでもゆっくりご覧になってみてはいかがでしょうか。
【追記】藤田幸恵さんの作品『桜のころ』が奨励賞を受けられています。お目出度うございます!
良い出発点になりますね、ますます精進されて心を描ける個性的な作家になって下さい。