日曜日の朝に経済情報番組NHK「サキどり」を視ていると、新しい東北ブランドの動きが紹介されていました。
海水と砂を被って米作が出来なくなってしまった水田に、塩害に比較的強い綿花を栽培し、その綿花から採れるコットンを活用した製品作りを支援していこうという、アパレル企業が共同で始めた「東北 COTTON PROJECT」のことや、商社に勤めていた仙台出身の起業家がその経験とノウハウを活かし、牡蠣の養殖の会社「OH!GUTS!」を地元雄勝の漁師たちと始め、全国のユーザー支援者の協力を得ながら新たな街のシステム作りに情熱を注いでいる姿、また食品卸し業者が中心となって東北の食材・製品を小売り・販売サイドに仲介するビジネス「東の食の会」などが紹介されていました。
個人あるいは企業や業界グループがそれぞれの技術やネットワークを活かして、自分たちだからこそ出来る復興支援の新しいビジネスを考え行動に移していました。そこに多くの賛同者やサポーター的なユーザーが加わり、ボランティアとはまた別のWin-Winでより持続可能なビジネスの形で、東北支援の輪が広がりを持ち始めていることがリポートされています。
番組の最後に、個人で仮設住宅の地域に入りそのニーズを聞き取りながら、買い物や病院など街の中心部を巡回するバスを、地元のタクシー会社と一緒に企画実現させようとしている女性が取材されていました。時間を見つけてはボランティアとして現地に入り、地域の声を細やかに拾い上げその仕組みを作り上げてから東京に帰りたいと応えていました。
一方ではその想いに便乗したビジネスへの懸念も注意しなければなりませんが、そういった純粋な想いのこもった新・東北ブランドの商品を買って食べ使用することも、自分たちにできる小さな何かと想える人達がまたその活動を支えていることになるのでしょうか。
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