読売テレビの情報ライブ「ミヤネ屋」で、神奈川の従業員10人の町工場「コスモパワー」で震災・津波用に開発された球体状のシェルターが紹介されました。
発売以来大好評で既に700体程の注文が来ているそうで、現在の1日一体の製造のペースでは約2年待ちということでした。写真の4人用のタイプで30万円ほどの価格で、6人や8人用のものも製造可能となっています。700体で単純計算でも2億1千万円の売り上げがあり、全国放送のテレビで採り上げられたのでまた予約が殺到しそうに想います。これから工場を拡張し人手を増やしても良いのではないでしょうか。
阪神・淡路大震災が起こった時にも耐震シェルターが色々と開発されて話題になったと記憶していますが、それほど大きな反響は無かったのではないかと想います。今回は東海・東南海地震への波及が懸念されるなど、広範囲な沿岸地域で津波防災対策がリアリティーを持って語られています。その危機的な意識状況もあるかと想いますが、津波シェルター「ノア」のデザインを含めてその性能(強化プラスチック製で12.5トンの耐圧性&防水性)に、かなりの完成度が感じられるのも受けている理由かと想いました。
購入する人達の中には、家を空けがちなので母親と子供を守るために発注したという若い父親もいて、3.11の東日本大震災・津波の被害のイメージが多くの人達に強く具体的に意識付けられているのを感じました。
僕の個人的な連想ですが、普段には酸素発生機を持ち込んで瞑想・癒しカプシェルにしたり、スポンジなど消音素材を内壁に張ってボーカル練習・録音に使ったりするのも楽しいかと‥‥。