千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

久しぶりの早朝出張

2010-05-16 00:01:41 | Weblog

 週末は早朝から東京へ出張するために、前夜は少し早めに就寝したのですが、結局のところその分だけ目覚めるのも早く、新幹線の中ではうつらうつらとして計画していた読書も出来ませんでした。
 東京手前の品川駅で降りて直ぐの場所にあるK社で打ち合わせをしました。電車内で休めたので打ち合わせをする時には意識もシャキッと回復していたが、やはり偶に日常と違う生活時間に変えるのは難しいと改めて思います。
 打ち合わせ自体は美味しいカフェラテを頂いたり、公園の借景を利用した快適な木立の緑を見ながら、お昼休みを挟んだ長時間でしたがスムーズに進みました。
 終了して帰る前にK社の機能的な先端オフィスを見学させて貰いました。ワーカーの固定デスクを持たないフリーアドレス・オフィスの効率的な管理システムや、ガーデン・オフィス的なコンセプトで作られた交流スペース、また省エネルギー&エコ対応など興味深いトライアルが見られました。フリーアドレスもガーデン・オフィスもワーカー相互の思いがけない交流が生まれたり、新鮮な刺激を貰ったりして生産性の向上に繋がるとされています。
 その中にテレビ会議システムが導入された部屋があり、等身大のスクリーン・サイズで全国のグループ施設が繋がっている様子が映されています。「東京に出掛けて来るのも厭いませんが、大阪の施設を利用させて貰えれば、これからもっと気軽に打ち合わせが出来ますね」「汎用サービスのスカイプなどと違って、いろいろ便利な独自システムになっています」近い機会に実際に体験させて貰いたいと想いました。

ノマド・ワーキング

2010-05-15 00:01:04 | Weblog

 先日、フジテレビ「めざまし土曜日」で「ノマド・ワーキング」のことをリサーチしていました。この言葉を知っている人は2%だったのですが、意味を説明すれば多くの人が「ノマド・ワーカー」の経験がありました。
 「ノマド・ワーキング」はノマド(遊牧民)とワーキング(仕事)の組み合わせで、何処ででも移動しながら仕事をするやり方です。例えば移動の電車内や喫茶店・図書館で、ノートPCや最近人気のスマートフォンを使って、メールチェックや打ち合わせ・資料作成などをしています。以前僕もブログで「サード・プレイス」という言葉で、自宅やオフィスとは別の第3番目のお気に入りの場所をご紹介してきましたが、それとピッタリと重なる新たな表現だと思います。
 その「ノマド・ワーキング」が大きなトレンドになってきたのは、軽量で使いやすい(1)ノートPCやスマートフォン、インターネット上のアプリケーションやディスクスペースを利用できる(2)クラウド・サービス、そして電源コンセントやネット環境といった(3)インフラが整い出したことに因るようです。
 会社サイドも「ノマド・ワーキング」を認めていく傾向にありますが、ただ効率が上がるのに比例して仕事量も増える場合も多く、また何処でも打ち合わせできるので断り難いというデメリットもあるようで、ワーカーにとって便利なだけという分けではないのが悩ましいところでしょうか。

※ 僕のサードプレイスに梅田HEPナビオ7Fの「丸福珈琲」が加わりました。独特の濃いコーヒーとちょっとした甘味(マドレーヌやパウンドケーキ)が良く合います。

 デフレ不況 日本銀行の大罪
 田中 秀臣
 朝日新聞出版

卵かけご飯定食 (花様 ka-you)

2010-05-14 00:01:21 | Weblog

 梅田かっぱ横町に「花様 (ka-you)」(茶屋町店)という滋賀県産の食材を使った居酒屋が4月1日に出来て、以前から興味があったのですがやっと今昼立ち寄りました。地域の朝取れ食材の直送販売をしている「近江自家栽培ファーム」が大阪で手掛ける幾つかの直営店の一つです。
 近江と言えば有名な近江牛を始めとして、鮒やモロコなど琵琶湖の魚介類を使った独特の加工食品が想い浮かびますが、お店の入り口階段横に置かれたパンフレットを見てみると、地酒とともに米(近江米は有名です)・麦また近江県産野菜も茸や蒟蒻など豊かに揃っているようです。
 玄米入りランチは基本メニューがAとBに分かれていて、それぞれに卵かけご飯や野菜丼など、4種類の展開が組み合わされ自由に選択できる形です。また玄米入りご飯と山盛りに添えられた野菜サラダがお代わりできます。お店の人に聞いてみると、飲み放題のコースも3,500円から5,000円くらいまで対応できるようなので、天文サークルの七夕会などに提案しても良いかと想いました。
 また、僕も以前から故郷である徳島県美波町の海川の幸・山の幸を使ったお店などを、近くにある消費都市の大阪で地域全体の協力の下に展開していけば良いと想っていました。個人の力というよりも地域の総合力を引き出し、戦略的に経営していければ地方の活性化にも大きな方向性が見えてくるように感じます。
 「近江自家栽培ファーム」の「花様 (ka-you)」はおそらく共同企業のような形と想われますが、参考に出来る地方の取り組み事業の一つとして観察していきたいと思っています。

日本の音楽著作権に風穴?

2010-05-13 00:01:52 | Weblog

 千里山のちさと図書館には本やビデオ・DVDの貸し出しばかりではなく、雑誌や新聞を読む人達が毎日多く来ています。僕も買い物帰りなどに良く立ち寄って情報雑誌や天文・科学雑誌を主に利用させて貰っています。
 Mac専門雑誌『マックピープル』6月号に連載している音楽著作権に関する情報コラム「音楽配信 一刀両断」に、日本の音楽著作権の利用環境に風穴が開く可能性が出てきたことが載っていました。
 それによりますと、著作権管理団体の一つJRC(ジャパン・ライツ・クリアランス)と音楽SNSのマイスペースが、6月からいよいよ国内サービスが始まるライブ動画配信サービスのUstreamでの自由な音楽利用について、包包括利用許諾契約を結んだということです。JRCは2008年にYouTubeのグーグルとも同契約を結んでいます。
 音楽著作権には大きく分けて作詞・作曲・編曲・演奏などクリエイター側の権利と、レコード会社やプロダクションなどが資金を出してCDなどを制作する原盤権があります。このJRCや老舗最大手のJASRAC(日本著作権協会)が管理しているのは主として前者であり、ビジネス的な既得権益を守りたいレコード会社などが原盤権を盾に取り、なかなかインターネットの中での包括的な利用が許可されない状態が続いてきました。
 アメリカなどではインターネット・ラジオの普及の過程で、この原盤権が上手く処理されたことにより楽曲の利用機会も増え、クリエイターのみならず制作・販売関連会社まで潤うことになっているようです。
 最近のTwitterやUstreamなど、インターネットの新たなコミュニケーションやサービスが生まれ普及するに連れ、大きな流れは包括的管理の契約になっていくものと想われます。ここに至れば近視眼的な利益優先で、早晩訪れる顧客重視の大きな流れに抗すことが無いように望みたいものです。

木ベンチに立ち上がりテーブルを

2010-05-12 00:01:40 | 千里山INFO

 毎月第2土曜日は千里山まちづくり協議会の定例会になっています。『まちづくり作法集 Part2~集合住宅~』の編集など、各プロジェクトの活動報告や新たな取り組みの提案・検討が行われます。協議会への参加希望や興味のある方は、千里山会館で夕方7時から9時頃までの間ですのでお気軽に足を運んでみて下さい。
 千里山駅から第一噴水までのレッチワース・ロードの坂の両側に、自然木(ユーカリ)でできた休憩ベンチがまちづくり協議会によって設置されたのはもう5年前になりますが、手荷物がある時など坂道の途中で一休みできるのは助かると好評です。住民の高齢化にともない最近の声として、ベンチから立ち上がるときの手摺りが欲しいという要望がありました。
 早速千里山まちづくり協議会の会員でもある建築家の瀧先生から、木製ベンチの改良スケッチ案が示されましたのでご紹介します。製作・取り付けの費用的なこともありますので一度に全て出来るかどうかは未定ですが、単なるアームではなく手荷物なども置けるようにと、小テーブルが両脇に付く立派なソファのようなイメージです。近いうちにお目見えということになると想いますので、またご利用をよろしくお願いします。

『人類よ、宇宙人になれ』

2010-05-11 00:01:34 | 満天の星

 政治から臨死体験まで幅広く評論を続ける“知の巨人”立花隆さんが、事務所の近くの根津小学校の生徒達と、『人類よ、宇宙人になれ』というテーマで話し合った模様が、GW中のNHKの番組「ワールドプレミアム」で放送されました。宇宙飛行士へのインタビューを纏めた『宇宙からの帰還』を著して以来、立花さんは宇宙に関する思索と提言を発表し続けています。
 前段階として、子供達が国語の教科書に載せられた『人間よ、宇宙人になれ』の文章を読み、人間が地球から宇宙に出て行くのに賛成か反対かということで、それぞれの感想や意見を立花さんにぶつけます。そして、第一日目はその意見を持ち寄り「立花隆 VS 小学生」で議論が交わされました。
 議論の中では、地球環境がこれから悪化していくと宇宙へ出て行くことを選択するという意見や、逆に地球環境を破壊した人間は責任があるのだから地球を捨てることに共感できないとする子供達に分かれました。立花隆さんはその議論を受けて、AかBかというよりも現実にはAもBも考えなければならないと投げかけ、子供達に「視野を広く、柔軟に」という思索へのメッセージを残しました。
 “知の巨人”と形容される立花さんならではの言葉ですが、僕ら精神的な余裕がなくなりがちな一般人にも示唆に富んだメッセージでした。

宇宙からの帰還 (中公文庫)
立花 隆
中央公論新社
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※ 最近千里山駅前の田村書店で少し立ち読みし、読み物としても分かりやすそうだったので購入しました。
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
ナツメ社
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千里山駅ホームの隙間

2010-05-10 00:01:16 | 千里山INFO

 阪急千里山駅ホームの桜並木も久しぶりに降った雨で、すっかり新緑の色を濃くしたように感じられる週末ですが、このホームのことで以前からずっと気になっていたことがあります。
 それは千里山駅の辺りの線路がカーブしているので、ホームと電車の間に隙間ができ乗降にとても危険なことです。電車は直線でホームがカーブを描いているので、必然的に弓の形に空間が出来てしまいます。20cm以上の隙間があり子供や小さな女性や老人などは落ちても不思議ではありません。最後尾の車掌からはカーブしていて多分直接は確認できず、駅員と共にモニターカメラの映像を見て発車の合図を送っているものと想われます。
 以前僕が津雲台のデザイン事務所に務めていた時に、部下だった女性が出勤して怖そうに話したところによると、その朝千里山駅のホームの隙間に落ちてしまい、胸まで落ちたところで気が付いた男の人達に引き上げられて助かったというのです。その女性はかなりの近視でその時はコンタクトも入れていなかったのか、千里山駅で降りる客のために一旦ドア外に出て、再び車内に入る時にうっかり隙間に落ちてしまったようです。近視で足元が見えにくく時々転ぶことがあるとも言っていましたが‥‥。
 駅を直線的な場所へ移動する以外には物理的に良い考えも浮かびませんが、各車両に付いた3つの出入り口のうち、真ん中のドアを千里山駅だけ開閉できなくすると、一番大きくて危険な隙間は回避できるかも知れません。もちろんそんなことが出来ても、その分乗降に少し不便にはなります。とにかく皆さん気を付けましょう。

※ 僕の靴の長さ(29cm)と比較してもその危険度は分かると思います。

【追記】2010年6月16日(火)午後2時頃に、阪急千里線豊津駅でブザーの音が鳴り続け、停車が続いたのでどうしたのかと想っていたら、しばらくして発車後「乗客が電車とホームの間に転落した」という車内アナウンスがありました。結構こういうことが頻繁に起きているのかも知れません。

サッカーW杯日本代表 (岡田ジャパン)

2010-05-09 00:01:22 | Weblog

 来月から始まるサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会の、日本代表メンバーの選考発表が5月10日(月)に近づいてきました。
 オシム前監督から岡田さんが引き継いだ早々から、今回はベスト4を目指すと公言し高い目標を掲げているので、そのための布陣としてどうなのか様々な意見が分かれるところでしょう。スポーツ新聞などの解説では、岡田監督の構想はもう大体決まっていて、後の4.5人のボーダーラインにいる選手の見極めが、最近のJリーグ公式戦視察で行われているとのことです。
 そんなタイミングの中で「日本は第2の故郷」というオシム前監督が書かれた、『考えよ! ~なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』を読みました。その副題からも窺えるように今も代表チームの課題となっている、得点力不足に直結する日本人の資質について、太平洋戦争の挫折から始まった戦後教育や、経済的な豊かさの実現と責任感の不明瞭さ、減点主義的な評価などその社会・生活的な背景に照らして分析し、そこからの意識的な脱却を示唆されています。
 予選グループEに入った対戦相手のオランダ・デンマーク・カメルーンとの戦い方や、敵に対するリスペクトと自信から生まれてくる平常心が大切だとアドバイスを送っています。代表入りが予想される各ポジションの選手を挙げて、その長所や弱点を冷静に把握し期待と激励の言葉を投げかけています。特に予選突破とベスト4入りの鍵を握るフォワードの候補選手を、具体的に特長比較し詳しく語っている部分はとても興味深かったです。10日(月)の日本代表メンバー発表の焦点も、そのフォワードに誰が選出されるかにあると想われます。
 しかし、オシム前監督がオファーを受けた時に信じた「日本人選手には俊敏性と闘争心、そして高いテクニックがあり、組織力を活かした日本人らしいサッカーを確立すれば世界と戦える」という特性は、岡田ジャパンにも引き継がれているものだと想われます。ぜひ世界を驚かせて欲しいと思います。

【追記 2010/5/10】日本代表、W杯メンバー一覧 (スポーツナビ)

考えよ! ~なぜ日本人はリスクを冒さないのか?
イビチャ・オシム
角川書店(角川グループパブリッシング)
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「むくろじ」の実

2010-05-08 00:01:01 | 千里山花物語り

 千里山まちづくり協議会で親しくして貰っているNさんが、自転車で図書館に本を返却しに行くところに出会いました。
 ふと何気なく自転車の前カゴを覗くと、見たことのない植物の実のようなものが幾つか入っていました。「むくろじ」の実ということで、千里山に近接する緑地公園内の木々から秋に地面に落ちたものを拾われたそうです。実は既に乾燥が進んでいるようで、耳元で振るとカタカタと軽やかな音を立てて鳴りました。珍しいので僕も2.3個貰いました。
 Nさんの説明によりますと、「むくろじ」は昔は正月遊びの羽子板の羽を作るときに、付け根の重りの黒玉として利用されたということです。そう言えば幼少の頃姉達に混じって羽子板で遊んでいた時に、カチッと堅い音を立てて突かれる羽に付いていた黒い玉を想い出しました。金属か何かと想っていたものが、実は植物の実だったとは初めて知りました。
 木の桶が金バケツに、そしてプラスチックに置き換わる前の時代には、このような自然物が上手く生活用具や遊び道具に活かされていたのでしょう。
里山の秋:ムクロジの実
黄葉したムクロジの喬木の下、この実を拾って果皮を剥くと、真っ黒な硬い種子が顔を見せた。この黒い種子は羽子板遊びの羽の玉にする。東京オリンピックの前までは、子どもたちの正月の遊びは、男の子なら独楽、凧揚げ。女の子なら羽根つき、手毬。これらが今も新年の特別の遊びという感覚があるのは何故だろう。揚がる、跳ねる、回るという生命力があらたまを寿(ことほ)ぐ遊びとしてピッタリだからではないだろうか。
さて、ムクロジ属の属名はSapindusで、"インド産の石鹸"。果皮にはサポニンを多く含んでいるから昔は石鹸の代用に使われた。ムクロジ科の植物は、熱帯に多く、インドでもこの仲間が石鹸として使われていたことからの命名なのだと思う。【生きものエッセイ:虫めづる

プチ贅沢な休日

2010-05-07 00:01:01 | Weblog

 千里山駅の改札付近に置かれている、スルッとKANSAI『遊びマップ』5月号の特集「プチ贅沢な休日」に、大阪航空の遊覧飛行のことが採り上げられています。八尾空港にあるセスナやヘリコプターを運行する飛行会社で、操縦訓練や航空機も販売しています。
 僕はセスナのような小型飛行機やヘリコプターには未だ乗ったことが有りませんし、パラグライダーのようなものもきっと足が竦んでしまう方だと想いますが、時々地方出張などで暗くなり飛行機で帰阪する時に、大阪の街を見下ろしながら暫く飛ぶのを、子供のように見飽きずに窓から眺めているのが大好きです。
 20分(大人:9,000円、子供:6,000円)という短い間とは言え、セスナやヘリコプターで大阪の街パノラマや夜景を遊覧飛行するのは一度体験してみたいものです。記事によると仁徳天皇陵や大阪城・天保山などを巡る空中散歩コースということです。
 スルッとKANSAI『遊びマップ』5月号にはその他の乗り物系では、滋賀県のミシガンクルーズという琵琶湖遊覧船の情報も詳しく載っています。今週末いっぱいまでゴールデンウィーク気分の方には、大空や水上散歩は少し変わった遊びで面白いのではないでしょうか。

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「丸福珈琲」のホットケーキ

2010-05-06 00:01:20 | Weblog

 先日の記事で梅田HEPナビオ7F「丸福珈琲」のホットケーキのことが話題になりましたが、今日午後にまた立ち寄ったので注文してみました。
 「コーヒーとセットでお願いします」
 「すみませんが、セットはしておりません。単品でお願いします」
 「そうですか、ホットケーキはお幾らですか?」
 「580円です」
 「(結構するんだ)では、それで‥‥」とメニューの写真を良く見ると、ホットケーキは2枚ついています。「‥‥2枚あるのですか、1枚持って帰っても良いですか?」既に別のお店で食事の後でした。
 「結構ですよ、1枚お持ち帰りということで」
 「お手数掛けて申しわけないですね」
 「いえ、大丈夫です。蜂蜜とメープル・シロップのどちらが宜しいですか?」
 悩みましたがメープル・シロップを選び暫く待つと、「丸福珈琲」独特の濃いコーヒーとホットケーキが来ました。生地そのものは一般のホットケーキのように甘くなく、付けられたシロップで調節するという趣旨のようです。バターを溶かした上にあっさりとしたメープル・シロップを垂らし、コーヒーと交互に楽しむと上品な甘さと程よく引き立て合って良い感じでした。
 その後持ち帰ったホットケーキは(メープル・シロップも小さな容器に入れてくれていました)、夕方ちょうど家に訪ねて来た知人の女性にあげて喜ばれました。

※ この本の著者の一人である高橋洋一さんは大きなデフレギャップを指摘し、長期にわたりデフレを放置し日本経済を歪めている、政府・財務省や日銀を一貫して強く批判しています。 
偽りの政権交代 財務省に乗っ取られた日本の悲劇
高橋 洋一,須田 慎一郎
講談社
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『ウェルかめ』続編もよろしく

2010-05-05 00:01:06 | ウェルかめ

 昨日から2日連続でNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ 総集編スペシャル~夢のかたち~』が放送されました。
 今日はその後編で、ヒロイン波美とロボット工学研究者の勝之新との恋愛・結婚、そしてゾメキトキメキ出版の破綻にともなう編集者としての独り立ちを描くダイジェストでした。
 冒頭のシーンでは、編集という仕事には読者や関わる人達や対して、重い責任があることを学ぶエピソードがありました。編集に限らず全ての仕事はそのような意識で取り組まなければならないものだと改めて思います。
 また最後のところで、自ら起ち上げた地域密着の雑誌『ウェルかめ』の新人の編集者に向かって、「あんたが何を面白っしょいと思ってるのか分からんわ」と諭すシーンは、そのままゾメキトキメキ出版の吉野編集長に言われた言葉で、大事な部分は受け継いで次へとバトンを渡していくものだと感じました。
 波美・一平・綾の幼馴染みの3人を演じた俳優達が地元の小・中学校を訪ね、生徒達にそれぞれの夢を聞いていきます。中には漁師や農業を継ぎたいという子もいましたが、ヒロイン波美が最初にはそうだったように故郷を出て行く子も多いと想います。同じ美波町出身で幼い波美が憧れたマニフイークの近藤編集長の、「夢は叶えるものだから」という言葉が美波町の子供達を包み込みます。
 最後に、沖縄の大家族愛と東京の下宿屋の住人達との触れ合いを描いて、全国的にゴーヤ・ブームでも好評だった『ちゅらさん』のように、大阪放送局制作では確か初めての『ウェルかめ』続編スペシャルを期待しています。地域密着の雑誌『ウェルかめ』やゾメキトキメキ出版との連携、そして美波町の仲間達のその後の展開(一平と果歩はどうなるのか等)、遍路宿「はまもと荘」を巡る新たな家族の出会いや出来事を描いて欲しいと思います。そしてぜひまた故郷の田井ノ浜を見たいです。

※ 海亀の孵化シーンやロボットの試運転で使用された、田井ノ浜は遠浅で水の綺麗な海水浴場として知られ、JR牟岐線の由岐・木岐駅の間にある夏季だけの臨時駅を降りると直ぐに砂浜に続きます。今年はぜひ『ウェルかめ』ロケ地巡りを兼ねて泳ぎにお出かけ下さい。

ゾメキトキメキ

2010-05-04 00:01:20 | ウェルかめ

 5月3日・4日と午前8時20分から1時間半くらい、NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』総集編スペシャルが放送されています。今日は前編でヒロイン波美の夢を育んだ子供時代から、徳島市内にある小さなゾメキトキメキ出版で、編集者として大切な心のスタンスを学んでいく中で、多くの人との出会いや印象的なエピソードが描かれていました。
 波美・一平・綾の幼馴染みトリオを演じた俳優達も再び美波町を訪れ、子役達が駆け回っていた美波町の実際の街並みを歩いたり、海亀館「カレッタ」の若き学芸員や地元の保育園児達とも触れ合います。
 構成の大部分はドラマのダイジェストとなっていますが、総集編・前編におけるハイライトはやはり、人間とのコミュニケーションが苦手な海亀館の女性学芸員を取材し、署名記事を作り上げるまでの波美の成長のシーンだと改めて思いました。リアルタイムでドラマを見ていた時にも、ヒロイン波美が悩みながら編集者として大事なものを掴むその過程に、ものづくりを業としている僕自身を重ねていたのを想い出しました。編集長の言葉に出てくる「あんたは何を面白っしょいと思っとるん?」「亀園さんのどこに興味を持ったん?」「あんたはその文章で何を伝えたいん?」ということが本当にベースになければ、自分もまして他の人も「ゾメキトキメカんよ」ということだと思います。
 このドラマは僕の故郷である徳島県美波町(そして実家近くの田井ノ浜)が舞台になったということで半年間見ていたのですが、デザインの仕事や趣味で続けている歌づくりでも大切なスタンス(初心)に還らせてくれる作品にもなりました。

※『ウェルかめ』の公式WEBサイトが5月31日までで閉鎖されるようですので、それまでに幾つかの雑誌や記事などの紹介ページを、個人的にもダウンロードして記念に残しておこうと思っています。

箕面 de かわゆか

2010-05-03 00:01:47 | Weblog

 ゴールデンウィークもたけなわですが、良い天候にも恵まれて今年は人出も活発な様子です。阪急梅田駅の改札辺りのスタンド・ラックに、大阪近辺へのお出かけ情報でお薦めのパンフレットが2つほどありましたのでご紹介します。
 一つは期間限定で4月29日(木・祝)から5月16日(日)までの「箕面 de かわゆか」です。川床といえば何と言っても京都鴨川沿いの納涼床と、京の奥座敷である貴船の川床(かわどこ)です。貴船は一度デザイン事務所に勤めていた時に、仕事を終えてからスタッフ全員で行った想い出があります。
 「箕面 de かわゆか」は箕面公園内の箕面川沿いに、お弁当や甘味処を5店舗設けて楽しんで貰おうという趣向で、観光協会主催で大阪ミュージアム構想の一環でもあります。テレビニュースによりますと、初日の29日には橋本大阪府知事も応援に見えていました。今回は試験的に企画されましたが、好評であれば2年後の実施に向けて検討もされるということでした。
 もう一つは京都文化博物館で6月6日(日)まで開催中の「冷泉家 王朝の和歌守展」で、勅撰和歌集の撰者となった藤原俊成・定家を祖に持つ「歌の家」に、平安・鎌倉時代から800年にわたり伝わる、歌人達の古典籍(国宝・重要文化財)300点以上の一挙公開です。
 円高不況下の海外旅行で遠出をするのではなく、このように心落ち着く連休の過ごし方も良いものではないでしょうか。

かわゆかパンフレット (川沿いコースのお店・料理の絵図)

【追記】夏休みに入り阪急千里山駅のホームにも、箕面川床の告知ポスターが貼られています。

アップサイクル

2010-05-02 00:01:50 | Weblog

 朝のNHKニュースの中では、アジアや欧米の面白いアイデア・グッズ情報も多い「まちかど情報局」と、ニューヨーク支局に赴任している女性アナウンサーが、今話題になっている場所を中継する金曜日の「ニューヨーク・スタイル」という2つのコーナーが気に入っています。
 昨日の「ニューヨーク・スタイル」では「アップサイクル」のショップ・スペースが紹介されていました。「アップサイクル」とはグレードアップとリサイクルの合成語で、ただ単に再利用するというのではなく、それを素材としてより良いお洒落な商品に作り変えてしまおうという、若手デザイナー達の取り組みです。収益の一部は環境維持のために役立てられているそうです。
 中継では、電子基盤を丸く切り取り時計の文字盤(?)として使ったり、ニューヨーク市街でイベントなどに使用されたビニール・クロスの垂れ幕を素材に、カラフルで楽しいデザインのバッグが作られていました。大きな垂れ幕から適当に切り取り制作するので、デザインは一つ一つ別のオンリーワンの絵柄になります。
 先日も新聞紙(外国の)を使ってドレスや髪飾りなどを作り、街に出てパフォーマンスをしている神戸の女性アーティスト「新聞女」がテレビで紹介されていました。遊び心と合わせて、やはり美的センスが必要だと想いました。
 それにしても以前から日本でも同様のことはやられていたことですが、「アップサイクル」という新しい名前を付けるということは大事なのかなと思います。