続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)夏藤に。

2021-12-07 07:10:01 | 飯島晴子

   夏藤に面輪くらべの山越しよ

 夏藤はカ・トウと読んで、貨、套。
 面輪くらべ(面輪比)はメン・リン・ヒと読んで、綿、吝、秘。
 山越はセン・エツと読んで、占、悦。
☆貨(お金)を套(おおう/かくすこと)を綿(細く長く続ける)。
 吝(けち)を秘(人に見せないように隠し)占(自分のものにする)悦(よろこび)。

 夏藤はカ・トウと読んで、歌、謄。
 面輪くらべ(面輪比)はメン・リン・ヒと読んで、面、輪、比。
 山越はサン・エツと読んで、三、閲。
☆歌を謄(書き写し)面(向き合う)。
 輪(順番に回る)彼の三つを閲(調べる)。

 夏藤はカ・トウと読んで、家、倒。
 面輪くらべ(面輪比)はメン・リン・ヒと読んで、免、霖、被。
 山越はサン・エツと読んで、惨、閲。
☆家が倒れることを免れた。
 霖(雨が何日も降り続く)被(被害/こうむること)の惨(むごさ)を閲(確かめた)。


M『美しい虜』

2021-12-07 06:39:04 | 美術ノート

   『美しい虜』

 美しい、まことしやかな・・・虜である、と。
 (キャンバスの中に描かれた風景が、キャンバスが隠しているであろう風景に一致する)という絶対にあり得ない光景を画面の中で成立させている。奇跡、マジック…否、虚偽であり、謀である。

 どれをとってもぴったり一致をみることは現実界には無い。

(しかし、この一致をみる時空が現実にあったとしたら)
 このまことしやかな考えに憑りつかれている。

 こうあることの自由! この美しい幻惑の虜になっている。

 写真は『マグリット』展・図録より


賢治『序』2。

2021-12-07 06:13:41 | 宮沢賢治

 風景やみんなといつしよに
 せはしくせはしく明滅しながら
 いかにもたしかにともりつづける
 因果交流電燈の
 ひとつの青い照明です
 (ひかりはたもち その電燈は失はれ)

 風景はフ・ケイと読んで、普、経。
 明滅はメイ・メツと読んで、冥、滅。
 因果交流電燈はイン・ガ・コウ・ル・デン・トウと読んで、隠、我、考、縷、伝、等。
 青い照明はショウ・ショウ・メイと読んで、衝、照、冥。
 電燈は失はれはデン・トウ・シツと読んで、伝、問う、質。

☆普く経(変わらない)冥(死者の世界)は滅(死))を隠す我(わたくし)の考を縷(連ねて)伝え、統(一つにまとめる)。
 衝(重要なところ)は照(あまねく光が当たる=平等である)冥(死者の世界)を伝え、問う質(内容)である。