続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ありがとう!

2021-12-08 07:30:06 | 日常

 コミセンの事務所の前で珍しい人に遇った。サークルの教室を空けての帰り際である。
 二年前に退所したサークルの仲間が偶然目の前にいらしたので挨拶したら、「また来てくださいよ」とのお誘い。

 サークル・・・某サークルの末席に居たわたし、あまりのセンスのなさに恥ずかしくも諦念。そのときのA氏とばったり。
「また来て下さいよ」と。(いえいえ、わたしなんか・・・)

 と、とつぜん「愛しています」と。で、「わたしも愛しています」と即答。

 サークル仲間(七宝焼き)に「あら、いいわね」と冷やかされながらも、七十五歳になろうとする老婆に温かいお言葉、ありがとう!
 ちなみにA氏のことは凄く尊敬しているから、わたしの返答にも間違いはない。

 


『飯島晴子』(私的解釈)白あやめ。

2021-12-08 07:08:08 | 飯島晴子

   白あやめ鱗あるもの離りゆく

 白あやめ(白菖蒲)はハク・ショウ・フと読んで、白、肖、風。
 鱗あるもの(鱗有物)はリン・ユウ・ブツと読んで、倫、由、打つ。
 離りゆく(離行)はリ・コウと読んで、利、講。
☆白(明らかに)肖(似ているという)風(うわさ)であるが、倫(仲間)は由(いわれ・わけ)を打つ(否定した)。
 利(都合の良い)講(はなし)である。

 白あやめ(白菖蒲)はハク・ショウ・フと読んで、舶、障、埠。
 鱗あるもの(鱗有物)はリン・ユウ・ブツと読んで、隣、有、物。
 離りゆく(離行)はリ・ギョウと読んで、離、凝。
☆舶(大きな船)が障(さえぎる)埠頭(波止場)。
 隣に有る物と離(間を空けること)に凝(神経を集中する)。

 白あやめ(白菖蒲)はハク・ショウ・ブと読んで、魄、翔、舞。
 鱗あるもの(鱗有物)はリン・ユウ・ブツと読んで、燐、幽、物。
 離りゆく(離行)はリ・コウと読んで、離、降。
☆魄(たましい)が翔(空をかけ)舞っている。
 燐(人魂))は幽(死者、あの世)の物であるが、離れて降(下りてくる)。


M『人間の条件』

2021-12-08 06:49:51 | 美術ノート

   『人間の条件』

 室内から窓外の景色を見た景である。窓の手前に立てかけられたイーゼルには窓外の景色に等しく連なる景色が描かれている。等しく見えると言った方がいいかもしれない。全く異なる可能性をも含めたイーゼル上のキャンバスの絵である。

『人間の条件』、人間の条件を駆使しても不可能なキャンバス上の景であるが、人間の条件を駆使すれば、描くことの可能なこの絵(全体)の景である。

 不条理、矛盾を『人間の条件』(作品)の中であたかも合法なものとして成立させている。人間の精神においては不条理を条理に置換することも可能であることの証明だろうか。

 写真は『マグリット』展・図録より


賢治『序』3。

2021-12-08 06:16:38 | 宮沢賢治

 これらは二十二箇月の
 過去とかんずる方角から
 紙と鉱質インクをつらね
 (すべてわたくしと明滅し
  みんなが同時に感ずるもの)
 こゝまでたもちつゞけられた
 かげとひかりのひとくさりづつ
 そのとほりの心象スケツチです

 二十二箇月はジ・ジユウ・ジ・コ・ガツと読んで、次、自由、字、合。
 過去はカ・キョと読んで、化、拠。
 方角はホウ・カくと読んで、法、書く。
 紙と鉱質はシ・コウ・シチと読んで、死、講、死地。
 明滅はメイ・メツと読んで、冥、滅。
 同時に感ずるはドウ・ジ・カンと読んで、導、字、換。
 心象はシン・ショウと読んで、新、章。

☆次に自由な字にする。
 個(一つ一つ)を合わせ、化(形、性質を変えて別のものになる)に拠り法(神仏の教え)を書く。
 死の講(話)である。
 死地である冥(死者の世界)に滅(消えること)を導く(教える)。
 字を換(入れ替えると)新しい章(文章)になる。