続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)大薄。

2021-12-15 07:39:47 | 飯島晴子

   大薄あそびしごとをもらひに寄る

 大薄はタイハクと読んで、太白(金星の異名)。金星は遊星(惑星)。
 あそびしごと(遊仕事)はユウ・シ・ゴトと読んで、遊し如。
 もらひ寄る(貰寄)はセイ・キと読んで、星、祈。
☆金星は遊んでいるが如くである。
 星に祈りを!(一番星に祈る)。

 大薄はタイ・ハクと読んで、対、迫。
 あそびしごと(遊仕事)はユウ・シ・ジと読んで、幽、屍。
 もらひ寄る(貰寄)はセイ・キと読んで、凄、鬼。
☆対(向かい合って)迫る幽(あの世、死者の世界)の屍(死体)、爾(その)凄(ぞっとする)鬼(亡霊)。

 大薄はタイ・ハクと読んで、大、舶。
 あそびしごと(遊仕事)はユウ・シ・ジと読んで、悠、視、時。
 もらひ寄る(貰寄)はセイ・キと読んで、征、帰。
☆大きな船は悠(ゆったりしている)。
 視(気をつけてみると)時(ときに)征(遠くへ行き)帰ってくる。

 大薄はタイ・ハクと読んで、他意、白。
 あそびしごと(遊仕事は)ユウ・シ・ジと読んで、遊、使、字。
 もらひ寄る(貰寄)はセイ・キと読んで、成、記。
☆他意を白(申し上げる)。
 遊(好きなことをして愉しみ)、使(使用する)字で成(出来上がる)記である。


賢治『序』8。

2021-12-15 06:35:52 | 宮沢賢治

 記録や歴史 あるいは地史といふものも
 それのいろいろの論料といつしよに
 (因果の時空的制約のもとに)
 われわれがかんじてゐるのに過ぎません

 記録や歴史はキ・ロク・レキ・シと読んで、基、録、歴・視。
 地史はジ・シと読んで、字、詞。
 論料はロン・リョウと読んで、論、両。
 因果の時空的制約はイン・カ・ジ・ク・テキ・セイ・ヤクと読んで、隠、果、二、句、適、省、訳。
 過ぎませんはカと読んで、化。

☆基(もと)の録(書き記したもの)を歴(一つ一つ)視(気をつけてみると)字の詞(言葉)には論(見解)が両(二つ)隠(かくれている)。
 化(形、性質を変えて別のものにし)二つの句(言葉)を適(あてはめる)。
 省(注意して見て)訳(ある言葉を他の言語で言い換え)化(教え導く)。