続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)葉ぼたんを。

2021-12-21 09:25:07 | 飯島晴子

   葉ぼたんをそびらに思い当りしこと

 葉ぼたん(葉牡丹)はヨウ・ボ・タンと読んで、擁、母、嘆。
 そびら(背)はハイと読んで、廃。
 思い当りしこと(思当事)じゃシ・トウ・ジと読んで、支、闘、持。
☆擁(抱きかかえる)母を嘆く。
 廃(体が駄目になる)のを支え、闘って持(もちこたえている)。

 葉ぼたん(葉牡丹)はヨウ・ボウ・タンと読んで、要、望、担。
 そびら(背)はハイと読んで、肺。
 思い当りしこと(思当事)はシ・トウ・ジと読んで、思、逃、自。
☆要望(あることをしてほしいと頼むこと)を担(引き受ける)肺(心の中)の思い、逃げたい自(わたくし)である。

 葉ぼたん(葉牡丹)はヨウ・ボウ・タンと読んで、要、膨、耽。
 そびら(背)はハイと読んで、輩。
 思い当りしこと(思当事)はシ・トウ、ジと読んで、姿、倒、事。
☆要(まちぶせ)が膨(大きくふくらむ)耽(夢中になる)輩(列をなして並ぶ)姿、倒れる事も。

 葉ぼたん(葉牡丹)はヨウ・ボ・タンと読んで、要、簿、譚。
 そびら(背)はハイと読んで、俳。
 思い当りしこと(思当事)はシ・トウ・ジと読んで、死、闘、字。
☆要(かなめ)の簿(ノート)に譚(話)がある。
 死闘(死にもの狂いで戦う)字がある。


M『哲学者のランプ』

2021-12-21 09:13:21 | 美術ノート

   『哲学者のランプ』

 漆黒の闇が背景である。
 哲学者の凝視する眼差し、しかしさらに巨きな鼻は突き出しパイプへと連結しており、パイプは口へと循環している。
 逆に言うと、口から出た言葉は外部に漏れず、自分の中に帰結するという具合であり、煩悶は繰り返し、自身の中に留まっている。

 燭台がある。蠟燭は燃えているが弱い光しか放たず、ろうそくは蛇の如く長くうねり、その根源は不明である。

 連綿と続く思索、答え(出口)のない煩悶、公表はない。
 しかし、この『哲学者のランプ』が、わたくし(マグリット)自身である。毅然と闇の中をまい進するものである。

 写真は『マグリット』展・図録より


賢治『屈折率』

2021-12-21 09:00:52 | 宮沢賢治

 七つ森のこつちのひとつが
 水の中よりも明るく
 そしてたいへん巨きいのに
 わたくしはでおぼこ凍つたみちをふみ
 このでこぼこの雪をふみ
 向ふの縮れた亜鉛の雲へ
 陰気な郵便脚夫のやうに
   (アラツデイン 洋燈とり)
 急がなければならないのか


☆死地の真(まこと)。
 推しはかる宙の冥(死後の世界)を虚しく問う。
 講(話)には考えが宿るが、吾(わたくし)は掩(隠して)運(巡らせている)。
 隠した記は幽(死後の世界)の弁(言葉)であり、客(旅人)は普く燿(光)である。
 等(平等)を究める。

『屈折率』とは冥(死後の世界)と現世の空間との空気の密度の相違《率》である。


『飯島晴子』(私的解釈)とつぜんに。

2021-12-21 07:53:27 | 飯島晴子

   とつぜんに齢とる芹に照らされて

 とつぜん(突然)はトツ・ゼンと読んで、突、全。
 齢とる芹(齢取芹)はレイ・シュ・キンと読んで、霊、須、訓。
 照らされてはショウと読んで、奨。

☆突(だしぬけではありますが)、全霊(全ての精神/魂)を須(必要といたします)。
 訓(字句を解釈すること)を奨(勧めるものでございます)。