続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)とつぜんに。

2021-12-20 07:01:24 | 飯島晴子

   とつぜんに齢とる芹に照らされて

 とつぜん(突然)はトツ・ゼンと読んで、訥、繕。
 齢とる(齢取)はレイ・シュと読んで、励、主。
 芹に照らされてはキン・ショウと読んで、襟、照。
☆訥(口下手)を繕(なおす)。
 励(はげむ)主(あるじ)の襟(心の中)は照(明るい)。

 とつぜん(突然)はトツ・ゼンと読んで、凸、前。
 齢とる(齢取)はレイ・シュと読んで、麗、朱。
 芹に照らされてはキン・ショウと読んで、金、使用。
☆凸(なかだか)の前(正面)は麗(美しい)。
 朱に金が使用されている。

 とつぜん(突然)はトツ・ゼンと読んで、突、全。
 齢とる(齢取)はレイ・シュと読んで、零、酒。
 芹に照らされてはキン・ショウと読んで、禁、至要。
☆突(急)に全(すっかり)零(落ちぶれてしまった)。
 酒を禁(止めること)が至要(肝要)である。

 


M『ジョルジェット』

2021-12-20 06:34:35 | 美術ノート

   『ジョルジェット』

 この絵はジョルジェット(妻)の肖像であり、マグリット自身の心象風景である。
 海、水平線・・・ずうっと向こうばかり見つめている日常。しかし、内側には妻(ジョルジェット)がいる。ありのままの真実を教えてくれる唯一無二の存在であるジョルジェット。

 室内の壁には、卵、緑葉、鳥の羽、鍵、手紙、ろうそくの燭台(灯り)・・・これらは重力によらず心の中で自由に浮遊している。時間に左右されず、空間の律にも順当でない《自由》、これらは秘密の世界の最大にして最小のツールである。

 灯りに浮かび上がるジョルジェットの真実、彼女もまたわたし(マグリット)と同じ水平線を見つめている。真っ直ぐな眼差しを持つジョルジェットはわたし(マグリット)の真ん中に位置している。

 手紙には彼女への感謝と愛が綴られているに違いない。

 写真は『マグリット』展・図録より


賢治『序』了。

2021-12-20 06:19:57 | 宮沢賢治

 すべてこれらの命題は
 心象や時間それ自身の性質として
 第四次延長のなかで主張されます。

      大正十三年一月廿日

☆冥(死者の世界)の内(内側)の真(まこと)の象(すがた)を、字で換(入れ替える)。
 二つを審(正しいかどうかを明らかにすること)が、章の質(内容)である。
 代わりの詞(言葉)を字の縁(つながり)で調える趣(考え)に挑んでいる。
 対の章は自由に算(見当をつける)念(考え)で逸(隠れたもの)と合わせると、二重に化(教え導くこと)になる。

※字(漢字)というツールを駆使して世界を広げ、もう一つの時空間に転移させるという手法であり、しかも二つの時空(解釈)は行き来自由である。