代々木体育館で開催されている「全日本総合バスケットボール選手権大会」観戦後、館外に出ると日が落ち夜となっていた。キラキラと点滅しているイルミネーション、赤々と輝くお店の広告＆看板、オフィスかホテルの行儀よく規格通りに並んだ窓の照明。夜は夜で趣きある別の表情をした美しい「原宿の夜」の光景が広がっていた。明治神宮への参拝者の列ができている。もう少しで閉門となるはずであるが?(1601)
世田谷区太子堂に寛永寺の末寺、江戸五色不動の一つ「目青不動(尊)」の名で知られる天台宗寺院「竹園山最勝寺」はある。創建(伝)は応長元年（1311）。江戸城紅葉山付近に創建後、康正3年(1457）江戸城築城時麹町貝塚から赤坂三分坂、慶長9年（1604）に青山南町、明治末期「太政官布告」の3年後現在地に移転とある。本尊は阿弥陀如来である。また「関東三十六不動尊霊場16番」札所であり、その札所本尊は「不動明王像」(文化財)である。当寺は明治8年（1875）当時青山にあった境内地のうち100坪に「幼童学校」(後の青山南町小学校)創立。ここにも寺院と教育の関係が存在していた。世田谷線三軒茶屋駅前にあり、門柱を抜けると右手に「不動堂」、正面に「本堂」がある。境内には歴代藩主(小田原藩大久保氏/荻野山中藩大久保氏/烏山藩大久保氏)の墓がある。静寂な寺域にお不動様に参る人、何をお願いしているのだろうか。(1601)
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