相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

ぼたもち寺の名がある日蓮宗寺院「慧雲山常栄寺」

2016-01-13 20:21:10 | 寺院
鎌倉大町(本覚寺から数分の所)に「ぼたもち寺」という呼び名で親しまれている日蓮宗の寺院「慧雲山常栄寺」はある。創建は慶長11年(1606)で寺伝によれば鎌倉時代に源頼朝が山上に由比ガ浜を遠望するための桟敷を作ったのが興りである。本尊は三宝祖師である。文永8年(1271)に、日蓮上人が瀧の口法難にあって刑場に引かれていく時、ここに住んでいた桟敷尼が「ぼた餅」を捧げたことにより「ぼたもち寺」と呼ばれるようになった由来がある。寺号はその「桟敷の尼」の法号「妙常日栄」に因んでいる。さほど大きくはないが境内には花が咲き「これやこの 法難の祖師に萩の餅 ささげし尼が すみしところ」の碑が建てられている。(1601)






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新田義貞が建立した「内裏山九品寺」

2016-01-13 11:25:45 | 寺院
鎌倉市材木座の交通量の多いバス通に面した一角に浄土宗の寺院「内裏山九品寺」がある。創建は建武3年(1336)、開基は風航順西、開基は新田義貞。本尊は南北朝時代作の阿弥陀如来である。新田義貞が元弘3年(1333)の鎌倉攻めで北条方の戦死者を弔うため本陣跡地に建てたのが「九品寺」である。九品とは「上品」、「中品」、「下品」のそれぞれ「上生」、「中生」、「下生」の九種類の往生の有様をいう。新田義貞自筆を写した扁額がある山門を抜け境内に入ると静寂な寺域の正面に「本堂」がある。こじんまりとした境内の一角に松の木、ボケの花、鹿おどしの小さな庭園があり、「仏の教え」の世界、雰囲気が漂っている。(1601)






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