相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

日蓮一門の拠点であった「弘延山実相寺」

2016-01-19 12:05:51 | 寺院
鎌倉市材木座に鎌倉時代の武将工藤祐経の屋敷跡に建てられた日蓮宗寺院「弘延山実相寺」はある。文永8年(1271)日蓮の弟子・日昭が一門の教化・統率の拠点として開いた「濱土法華堂」が始りである。創建は弘安7年(1284)、本尊は一塔両尊四士(釈迦如来・多宝如来の両尊、四菩薩)。砂利が敷かれている前庭、その先に薬医門形式の「山門」がある。その正面寄棟造り瓦葺のにいかにも拠点らしい「本堂」、そして「客殿」がある。本堂右奥の墓所には「日昭上人の墓」がある。境内はさほど広くないが手を施した緑しげる木立に溶け込むよう諸堂が建ちその静けさが心を落ち着かせてくれる。(1601)






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泉鏡花の作品にも登場する「海潮山妙長寺」

2016-01-19 08:18:57 | 寺院
鎌倉市材木座に日蓮四大法難」の1つで伊豆法難会の際、日蓮の命を救った漁師の子(日実)が創建したという日蓮宗寺院「海潮山妙長寺」はある。創建は正安元年(1299)、本尊は三宝祖師である。日蓮像のある門標より敷石の前庭を進むと薬医門形式の「山門」が構えられている。山門を潜ると銅板葺き、寄棟造り屋根、平入りの「本堂」、その横に切り妻造り屋根、妻入りの「客殿」(玄関)がある。境内には皐月には美しい紫色の花を咲かせるであろう藤棚がある。作家の泉鏡花が明治24年ひと夏を当寺で過ごし、後に著した「みだれ橋」(星あかり)において登場させている。(1601)






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