相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

歴史的文化財がいっぱいある「世田谷山観音寺」その2

2016-01-18 08:36:15 | 寺院
いよいよ寺域に建つ文化財を見てみると、中でも目を惹くのが「仁王門」の左手には京都の六角堂を模した不動堂の「六角堂」である。この堂内には康円の作の「不動明王」と「八大童子」が安置されている。その奥には世田谷観音本坊の「旧小田原藩代官屋敷」が威風堂々と建つ。ここは旧小田原藩の大久保家の代官屋敷の一部「門と母屋」が移築されている。そのそばには法隆寺の87cmの夢違観音を模写し池が配されている。その左に特攻平和観音を祀る「特攻隊観音堂」。本尊の胎内には太平洋戦争で特攻作戦に若い命を捧げた陸軍2000柱及び海軍2615柱の英名が奉蔵されている。「仁王門」右側には金閣を模した3階建で二条城より移築し堂内には「阿弥陀、羅漢、韋駄天、地蔵」などを祀る「阿弥陀堂」がある。その他到る所に「南無観世音碑」、「世界平和礎碑」、「特別攻撃隊頌碑」、「天山隊之碑」など多くの石碑や「多宝塔」、「馬頭観音」が置かれている。境内には四季を彩る木々が植栽されており「保存樹林地」として世田谷区指定のとなっている。また当寺は江戸三十三観音の第32番札所であり、「ありがたや その名聞こえし世田谷の大悲したいて まいれもろびと」のご詠歌で崇められている。さらに「世田谷観音とその一帯」がせたがや百景の第3番として世田谷区選定となっている。(1601)


















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