明治2年に建立された「招魂社」が起源となる「靖国神社」の「大鳥居」を抜けた右側に全県の土で作成した「さくら陶板」がある「慰霊の庭」、大村益次郎銅像前にある「憩いの庭」の一画に「シャガ」(Iris japonica)の花が咲いている。「シャガ」は「射干」・「著莪」と書き、「胡蝶花」と呼ばれるアヤメ科 / アヤメ属多年草で日本各地の低地や人里近くの湿った森林地に見られる常緑多年草である。葉はやや厚く強い光沢があり垂れ、春に茎を斜めに伸ばして淡い紫色の表面にオレンジ色の突起物ができていてその先にその部分を囲むように白地に青い斑点が入る花を多数咲かせる花である。原産地は中国東部~ミャンマー、草(茎)は30~50cm、開花期は4月~5月、花色は白と紫、青。シャガの花は短命で朝開いて夕方には萎んでしまう儚い花で、一本の茎に20個以上の花を付け、次々と新しい花を咲かせる。シャガの花言葉は「反抗」、「友人が多い」である。(2003)
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