柄沢地区の氏神「柄沢神社」

藤沢市柄沢に柄沢地区の氏神で源頼朝が参拝したと伝わる「柄沢神社」は鎮座している。ただ創建の時期は不詳である。第6代孝安天皇を祀り「第六天社」と呼ばれていたが、明治元年(1868)に「柄沢神社」に改称された。祭神は天照皇大神、孝安天皇。建久4年(1193)、「源頼朝」が後白河法皇の一周忌を待って、武州入間野・那須野の巻狩へ向かう途中に参拝したことで信仰が広まり、鎌倉武士や江戸時代の領主大久保佐渡守忠保らに崇敬されるようになり村民も氏神と仰ぐようになった。文化6年(1810)と文久元年(1861)に社殿を造営。100年前、大正10年(1921)に神明社が合祀されている。小袋谷藤沢線(302)柄沢保育園前信号より入った宮ノ下公園近く左側に「石鳥居」が構えられている。鳥居の両サイドには「庚申塔」、櫛形角柱型　地神立像、石仏、石像がある。石鳥居を抜けた正面に「拝殿」があり、その前に「鐘楼」と「手水舎」がある。(2109)