中国が60年ぶり、韓国が41年ぶりの大雪で始まる仕事はじめとなったと、NHK・BS「おはよう世界」が伝えていた。一方、アメリカの空港では検査なしで男がまぎれこんだという情報から空港が大混乱となり、一端搭乗した客まで再検査されるといった光景も伝えていた。神戸も今朝はさすがに冷え込んでいるが、平和な朝を迎えられ幸せだ。
イラン情勢緊迫を材料に、NY原油(WTI)相場が8連騰となり、前日比2.15ドル高、バレル81.51ドルで取引を終了した。相場が低迷していた天然ガスもこの日は値上りした。金、プラチナはじめ銅、スズ、アルミなどその他商品市場も軒並み上昇した。
NY金先物相場は、トロイオンス当たり22.50ドル上げ、1,117.70ドルで取引された。プラチナは50ドル上げ、1,517ドルで取引された。プラチナの半分は車に使われることから景気回復期待がプラチナ相場に素直に反映するのであろう。
米国の景気指標とされるISM製造業者数が予想以上に良かったこと、特に雇用指数が分岐点の50から上へ顔を出したことを好感して、NYダウは、昨年末比155ドル高、10,583ドル、ハイテク株指数のナスダックは、39ポイント高、2,308で取引を終えた。
米景気指数好転はドル買い材料であるが、NY外国為替市場で、ドルが、対ユーロ、対円ともに売られ、1ユーロ=1.44ドル台、1ドル=92.55円で取引された。今朝のCNNテレビは、米国の1.2兆ドルの巨額の財政赤字に再び目が向いてきたと解説していた。
このところ米ドルが買い戻されていた背景に、ギリシャ、スペインの財政破たんからユーロ売りを誘っていたことが指摘できる。米国の失業率は10%と高水準が続くが、米FRBが出口戦略の一環として利上げ時期を早めるとの思惑もドル買いの材料に使われた。
ドルは、対豪ドル、カナダドルでも売られ、豪ドルは、1豪ドル=91セント台まで買われた。豪ドル、カナダドルともに資源国通貨の代表である。資源相場が反発してくれば、当然買い戻しが入る。水鳥が商品市場という「餌場」に戻ってきたと見れば自然の流れだ。
2010年代はBRICsの時代と言われてる。その中でロシアの経済成長率のみがマイナスで全く冴えない。それはなぜか。天然ガス、原油が低迷していたからである。原油80ドル台復活、天然ガス相場急反発を一番喜んでいるのは、ロシアのプーチン首相であろう。
日本では株や為替の話は市民権を得ていない。株価はそれぞれの国力を示すバロメーターである。一企業にとっても株価は社長さんの通信簿だ。年金の運用成績が、株や債券の動きに大きく左右される。こんな身近な問題に目を向けようとしない不思議な国である(了)
イラン情勢緊迫を材料に、NY原油(WTI)相場が8連騰となり、前日比2.15ドル高、バレル81.51ドルで取引を終了した。相場が低迷していた天然ガスもこの日は値上りした。金、プラチナはじめ銅、スズ、アルミなどその他商品市場も軒並み上昇した。
NY金先物相場は、トロイオンス当たり22.50ドル上げ、1,117.70ドルで取引された。プラチナは50ドル上げ、1,517ドルで取引された。プラチナの半分は車に使われることから景気回復期待がプラチナ相場に素直に反映するのであろう。
米国の景気指標とされるISM製造業者数が予想以上に良かったこと、特に雇用指数が分岐点の50から上へ顔を出したことを好感して、NYダウは、昨年末比155ドル高、10,583ドル、ハイテク株指数のナスダックは、39ポイント高、2,308で取引を終えた。
米景気指数好転はドル買い材料であるが、NY外国為替市場で、ドルが、対ユーロ、対円ともに売られ、1ユーロ=1.44ドル台、1ドル=92.55円で取引された。今朝のCNNテレビは、米国の1.2兆ドルの巨額の財政赤字に再び目が向いてきたと解説していた。
このところ米ドルが買い戻されていた背景に、ギリシャ、スペインの財政破たんからユーロ売りを誘っていたことが指摘できる。米国の失業率は10%と高水準が続くが、米FRBが出口戦略の一環として利上げ時期を早めるとの思惑もドル買いの材料に使われた。
ドルは、対豪ドル、カナダドルでも売られ、豪ドルは、1豪ドル=91セント台まで買われた。豪ドル、カナダドルともに資源国通貨の代表である。資源相場が反発してくれば、当然買い戻しが入る。水鳥が商品市場という「餌場」に戻ってきたと見れば自然の流れだ。
2010年代はBRICsの時代と言われてる。その中でロシアの経済成長率のみがマイナスで全く冴えない。それはなぜか。天然ガス、原油が低迷していたからである。原油80ドル台復活、天然ガス相場急反発を一番喜んでいるのは、ロシアのプーチン首相であろう。
日本では株や為替の話は市民権を得ていない。株価はそれぞれの国力を示すバロメーターである。一企業にとっても株価は社長さんの通信簿だ。年金の運用成績が、株や債券の動きに大きく左右される。こんな身近な問題に目を向けようとしない不思議な国である(了)