1月17日が近づいてくると地震特集番組が決まって放映される。1月10日、夜9時からNHKスぺシャルという番組で、内外の地震専門家による地震発生のメカニズム分析を紹介しながら、「次はいつ?どこで?」と珍しくセンセーショナルな取り上げ方をしていた。
昭和19年に中部地方を襲った地震が、第二次世界大戦末期で、軍の機密とされ情報が表に出なかった。地震予知情報として貴重な資料が眠っていると番組の中で専門家が指摘していた。一方、300年前のシアトルでの大地震に伴う津波の痕跡が、太平洋の対岸日本で複数確認されたと番組の中で専門家が指摘していた。
シアトルは人口300万都市で高層ビルが林立している。特に低周波振動が頻発している。低周波振動はかなりの確度で将来の地震を予知している。しかも高層ビルが立ち並ぶシアトルでは、低周波振動は被害を拡大させる危険性が高いと紹介していた。
日本列島はお皿の上に乗っている。お皿同士がぶつかり合う海底の特定場所で蓄積されるエネルギーを逃がそうとする力が働く。それが地震発生のメカニズムだ。海底でのエネルギーが確実に蓄積してきている。いつ大地震が発生してもおかしくないと指摘していた。
経済と地震との因果関係は全くない。ただ、為替市場で起こっている経済現象は、ドルというお皿(プレート)の沈み込みに伴う円相場の上昇と考えれば分かり易い。円が実力で値上がりしているのではない。ドルが沈み込み、その反動として、円が上がっている。
昨年暮れ、ドバイ・ワールドが債務の支払い延期を政府系金融機関に申し入れた。ドバイへの貸出残高が多い欧州金融機関不安から、NY為替市場で対ドルでユーロが売られた。ドバイを震源とする津波でドルが上昇、つれて円が一時、1ドル=84円台まで急騰した。
あたかも日本の一大臣が円高の震源地であるかのような論評は止めて欲しい。為替市場という海底の地盤にひずみが生じ、ドルが沈んだ結果、円を押し上げた。震源がどこか。震源はドル垂れ流しの米国である。円高は米国の地震による津波である視点が欠落している。
テレビ東京の6日の番組で、「米国企業は異常なキャシュ過剰の状態にある。米企業の労働分配率が異常に低い。米ドルを忌避して米国以外へドルが異常に流出していた。米景気回復に伴い、異常な状態から正常な状態への修正、ドル巻き戻しが早晩起こる。その結果、ドル買い戻しに伴う円安が発生する可能性が高い。」とドイツ銀行の武者氏が指摘していた。
敵は本能寺にあり。円高の震源地は米国である。米国の政策金利は5.25%だった。現在0~0.25%である。日本のゼロ金利は当面変更がない。ドル買い・円売りは十分有りうる。(了)
昭和19年に中部地方を襲った地震が、第二次世界大戦末期で、軍の機密とされ情報が表に出なかった。地震予知情報として貴重な資料が眠っていると番組の中で専門家が指摘していた。一方、300年前のシアトルでの大地震に伴う津波の痕跡が、太平洋の対岸日本で複数確認されたと番組の中で専門家が指摘していた。
シアトルは人口300万都市で高層ビルが林立している。特に低周波振動が頻発している。低周波振動はかなりの確度で将来の地震を予知している。しかも高層ビルが立ち並ぶシアトルでは、低周波振動は被害を拡大させる危険性が高いと紹介していた。
日本列島はお皿の上に乗っている。お皿同士がぶつかり合う海底の特定場所で蓄積されるエネルギーを逃がそうとする力が働く。それが地震発生のメカニズムだ。海底でのエネルギーが確実に蓄積してきている。いつ大地震が発生してもおかしくないと指摘していた。
経済と地震との因果関係は全くない。ただ、為替市場で起こっている経済現象は、ドルというお皿(プレート)の沈み込みに伴う円相場の上昇と考えれば分かり易い。円が実力で値上がりしているのではない。ドルが沈み込み、その反動として、円が上がっている。
昨年暮れ、ドバイ・ワールドが債務の支払い延期を政府系金融機関に申し入れた。ドバイへの貸出残高が多い欧州金融機関不安から、NY為替市場で対ドルでユーロが売られた。ドバイを震源とする津波でドルが上昇、つれて円が一時、1ドル=84円台まで急騰した。
あたかも日本の一大臣が円高の震源地であるかのような論評は止めて欲しい。為替市場という海底の地盤にひずみが生じ、ドルが沈んだ結果、円を押し上げた。震源がどこか。震源はドル垂れ流しの米国である。円高は米国の地震による津波である視点が欠落している。
テレビ東京の6日の番組で、「米国企業は異常なキャシュ過剰の状態にある。米企業の労働分配率が異常に低い。米ドルを忌避して米国以外へドルが異常に流出していた。米景気回復に伴い、異常な状態から正常な状態への修正、ドル巻き戻しが早晩起こる。その結果、ドル買い戻しに伴う円安が発生する可能性が高い。」とドイツ銀行の武者氏が指摘していた。
敵は本能寺にあり。円高の震源地は米国である。米国の政策金利は5.25%だった。現在0~0.25%である。日本のゼロ金利は当面変更がない。ドル買い・円売りは十分有りうる。(了)