ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

特効穴の講習会

2010-01-31 11:26:30 | 診断即治療と虹彩学
3月21日の鍼灸実技講習は(ホームページは今日明日中に更新する予定です)、特効穴の予定です。
いろいろな治療方法があるのですが、どんな治療法とも組合すことができるのが特効穴で、特効穴が使えるようになれば、即効的な治療が可能になり、患者さんからの評価が高くなります。

鍼灸治療の利点は、「診断即治療」ですので、その場で患者さんを楽にしてあげ、患者さんが喜んでもらうことは、鍼灸師としての冥利につきます。

特効穴にはいろいろな方法がありますが、1~2穴で症状を取ってあげると、患者さんはビックリした顔をしながら、笑ってしまいます。
例えば、頭痛。
「どのように痛むのですか?」
「後頭部が痛いです」
「わかりました。はい、痛みは取れましたか?」
「あれっ?ええ、あはは、治りました」
その間、わずか1分ぐらい。

花粉症。
「鼻が詰まって、息苦しくて、涙も出ます」
「はい、2分ほど待ってくださいねー。はい、楽になったでしょう?」
「あれっ?鼻が通りました。痒くない。えっ?何で?あははは、嘘みたい!」
「鼻が通って痒みが治まれば嘘でもいいじゃない」
その簡わずか2分程度。

その他、今思いつくだけでも、以下のような症状や病気に特効穴を使いますが、毎日の臨床を書き綴っている「臨床日記」(A-4で140頁もある)を読むと、かなり多くの特効穴が出てくるので、それらもまとめておくつもりだ。

眩暈:飛蚊症(多くがその場で好転を確認できます):目蜂子:花粉症:耳閉感:眩暈:顎関節症:歯痛:咽喉の異常:咳:肩関節痛:肘関節痛:腕関節痛:指関節痛:へバーデン結節:動悸:高血圧:肝臓の痛み:腰痛:腹張:下痢:子宮筋腫・卵巣膿腫(即効的には治りませんが症状は取れます):不妊治療後の痛み:左臀部から大腿の痛み:下腿のだるさ:膝痛:足関節痛:足額部痛:足裏タコの痛み:発熱:炎症:痒み:タンパクが降りる:ヒステリー:逆子(その場では治せませんが治療は可能です)

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米原万里さんとロシア語談義(学校で教えてくれない経済学)

2010-01-31 00:04:40 | 経済学
日本初の宇宙飛行士の秋山豊寛さんの話を「読売こころ塾」で聞いた時、はじめて米原万里さん(1950~2006)という作家でエッセイストの存在を知った。『米原万里の「愛の法則」』(集英社新書)の中に、「頭を柔軟にする三つめの外国語」という件がある。

言葉の役割が語順で決まる英語や中国語は孤立語という。第二に「て・に・を・は」が言葉を決める膠着語。日本語、ハンガリー語、トルコ語が入る。第三に屈折語。言葉の役割が言葉の変化、屈折によって決まる。ロシア語、フランス語が入ると書いてあった。

米原万里さんは、母国語の日本語は当然、勉強する。日本では第二外国語に英語を勉強した人が多い。英語が出来れば国際化と刷り込まれている。それは間違いだと書いたあと、第三国語に屈折語を学ぶと頭が整理されるから是非トライされたらと書いておられた。

米原万里さんはロシア語の同時通訳の達人であることを先の秋山さんの話を聞いた後彼女の著書を読んではじめて認識した。日本では外国語の達人と言えば英語の出来る人と思い込んでいる人が多いと書いている。世界の言語は6000というから気の遠くなる話である。

ロシア語について筆者にもささやかなエピソードがある。「ソ連の繊維産業の現状と将来」という調査レポートを纏めた時の40数年前の古い古い話である。外務省の欧亜局でソ連関係の書物はないかと部屋に入り、恐る恐る尋ねた。すると係員が「いくらでもあるよ。君、ロシア語読めるのかい?」と東京ベンではねつけられた経験がある。

このひとことに発奮して代々木学院というロシア語学校に一年通った。幸か不幸か東京勤務から大阪転勤を命じられロシア語の勉強は頓挫した。ただ、ナウカとか極東書店に出入りする貴重な体験を楽しめたことを、外務省の係員の方に今では感謝している次第である。

外務省に何の恨みもない。しかし、ワシントンの日本大使館では外務省というお役所の性格を身近に勉強できた。大過なく過ごす場所だということで、日米繊維交渉ごときマイナーな問題に一切関わりたくないという雰囲気をひしひし感じた。

当時の下田大使は、日本の繊維業界は土足で床の間に上がってきたと吐き捨てたという話がワシントンで聞くとはなしに耳に入った。氏が苦々しく思っておられたことだけは確かだった。40年経った今も普天間問題でそれを感じる。どこの国の大使かと思うからだ。

米原万里さんは多くの著書を残されたが、56歳の若さで他界された。『パンツの面目 ふんどしの沽券』、『終生ヒトのオスは飼わず』は痛快である。日本男性、必読の書であろう。日本初の宇宙飛行士の秋山豊寛さんもすごいが、米原万里さんも日本人の誇りである。(了)

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