ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米雇用、8万5,000減、NYダウ11ドル高、円92円台(学校セ教えてくれない経済学)

2010-01-09 08:46:14 | 経済学
今朝のNHK・BS「おはよう世界」を見ていたら、モスクワテレビが、サンクトぺテルブルグの水道管が破裂した。これで2度目だ。困ったことだと、不平をぶちまける市民の声を紹介していた。

アメリカはマイナス47度を記録した。マイアミでも10℃でドイツから来た観光客が目を白黒させていた。ヨ―ロッパの豪雪は1週間続いている。ヨーロッパでは空港は閉鎖され、バスのみの交通で、買い物にも行けない。

ロンドンでは、雪の心配をいままでしたことがない。除雪車が不足で輸入頼りだがよその国も自分のところで精一杯でイギリスに出せないと途方に暮れるドライバーの声を紹介した。除雪車の用意なしと聞くと信じられないが、それだけ今年は異常なのだろう。

8日、12月の米雇用数(非農業部門)が、8万5,000減、失業率10.0%と発表した。NYダウは前日比11ドル高、10,618ドル、NYドル92円70銭、NY原油82.75ドル、NY金1,138ドルそれぞれに反応した。

マーケットの反応を見ると、ドルがやや売られたこと、株価は取引終了にかけて戻したこと、原油、金共に相場は堅調に推移した。今朝のWSJ紙を読むと、一つの雇用統計のみに囚われすぎてはならなにと警告した一部のエコノミストの見方を紹介していた。

11月雇用数が、当初の11,000減がこの日4,000増に修正された。米国のデータは一度ならず修正される。エコノミストは色々なデータをもとに予測を出す。今回の予測のコンセンサスは11月並みと見ていた。その意味では悪い数字が出て、予測がはずれた。

今朝のWSJ紙を読むと、投資家の見方がやや分かれていた。「悪い雇用データが出たことで米FRBの早期利上げ観測が後退する。これは株価には安心材料である。良いデータが出ておれば、利上げ期待から株価の重しになる」という見方である。

一方、「12月の雇用減は大幅に改善した。米国経済が正しい方向で改善する途上にあることを示した。昨年1~3期は69万以上の減少だった。」と前向きに評価する見方である。「ドルは折り返し点を大きく回った。ドル買い戻しのチャンスが訪れた」と一部為替専門家の見方をWSJ紙は紹介していた。金の亡者がウロウロしているから警戒が必要だろう。

欧米の天候も大荒れだが、管副総理の為替発言を鳩山総理がたしなめた。日本も右往左往している。管さんに円安容認と喋らせた陰武者はしてやったりと思っているだろう。円が強くて円高でない。心配しなくとも米景気回復で米国が利上げに動けば円は売られる。(了)

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