ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

阪神なんば線効果、年末年始客、阪神17.6%増加!!(学校で教えてくれない経済学)

2010-01-06 17:10:34 | 経済学
「阪神なんば線」が開通したのは昨年3月20日である。月2回、猪熊佳子日本画教室に通っているが、最寄駅御影・大阪難波間約40分、阪神なんば線のお陰で、大阪難波が、格段に身近に感じられるようになった。

1月5日付の読売朝刊に、「なんば線効果、阪神増加」と経済欄に小さな記事が出ていた。記事によれば、「年末年始(12月30日~1月3日)の乗客数は。前年同月期比17.6%増と阪神は大幅に増えた。一方、近鉄は1%増えたが、阪急、京阪、南海は同期間3.5~1.2%減少した。」と書いていた。

5社合計で見ると1,102万7,000人、前年同期比0.1%増だったと言うから、全体としてはほとんど増えていないことになる。このあたりが近畿圏として一番悩ましいところであろう。一口でいえば「共食い」しているにすぎない。全体として客数をどう増やすか。外国からの観光客を増やそうとしても、外人の目線での町づくりが出来ているか疑わしい。

1月9日の宵戎、10日本戎、11日の残り福、3日間の西宮神社の参拝客のうち、大阪方面からどれくらい「阪神なんば線」を利用するか大いに注目したい。一方、阪神電車の車内つり広告などでお伊勢参り割引切符など盛んにPRしているが、近鉄1%増と知ると「阪神なんば線」のご利益はいまのところ期待ほど出ていないのかもしれない。

「阪神なんば線」には、「ドーム前」という名の駅がある。オリックスのホームグランドのひとつの「京セラドーム球場」の前にある。前阪神タイガース監督の岡田彰信氏がオリックス新監督として今年から指揮をとる。神戸方面から「ドーム球場」まで不便だった。「阪神なんば線」開通で特に神戸方面からの客足がどの程度伸びるか注目される。

2010年は奈良遷都1,300年行事がある。「阪神なんば線」で神戸から奈良へ客をどこまで引きつけられるか。お伊勢さん参りのような割引切符があるのかないのか、聞いていない。南海沿線にも色々な名所旧跡がある。「阪神なんば線」の出番は枚挙にいとまがない。

毎度の話で恐縮だが、関西の人間自身が、自信喪失で東京になびいている。先日、横浜にお住まいのご婦人のグループと京都のお寺回りをした。次は是非神戸へ行きたいと言われた。さもありなんと思いながら聞いていたが、関西の人間こそが、まずもって、京都・奈良に代表される絢爛たる関西文化をよく知ることが先決であろう。

先日「近鉄」特急で名古屋まで出かけた。車内アナウンスが、「難波どまり」だった。近鉄の経営トップの頭が切り替わっていないのではないか。民主党に政権交代した。メディアの頭の中も自民党政権時代のままだ。名古屋、奈良からの発想のままでは進歩がない。(了)

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大臣が代われば円安に向かうなどと言わないで欲しい(学校で教えてくれない経済学)

2010-01-06 09:45:27 | 経済学
テレビという文明の利器のお陰で、居ながら世界の動きを見ることが出来る。今朝もNHK・BS「おはよう世界」からさまざまなことを知ることが出来た。中国、韓国も連日氷点下10~15度を記録、ドイツではなんと氷点下30度記録したという。いずれもシベリアからの寒気団の南下によるもので、地球は一つであることを改めて実感する。

いろいろな世界の二ュ-スが伝えられる中で、米国がイエ―メン武装組織掃討作戦のため9,000人増派を決めた二ュ-スが一番印象に残った。アメリカと言う国は、自らののど元を食いちぎられると受け止めればなりふり構わず行動することを端的に教えてくれた。

フランステレビは、6日から恒例のバーゲンが始まる。インターネット大手がインタービューに答えて50%から70%値引きします。インターネットでのご注文お待ちしていますとニコニコしながら話していた。ドイツでは労働者が賃上げ要求を控え、企業側は時間短縮で解雇を見送った結果、国全体としても失業増加にブレーキがかかっていると紹介していた。

米国不動産業者協会が、11月の中古住宅の販売予約件数が予想の5%減が36%減と大幅減少を伝えた。一方、米商務省は、11月の製造業受注高が小幅ながら予想を上回る増加を発表した。11月の米自動車販売が増加したが、トヨタなどの日本メーカーが大幅に増加、米車でもフォ―ドは大幅に伸びたが、クライスラー、GMは減少した。

5日のNY株式市場は、明暗相半ばするデータ―発表と前日の156ドル高の反動もあり、NYダウは、前日比12ドル弱安、10,572ドルで取引を終了した。ナスダック指数も8日の雇用統計発表待ちの様子見気分が強く、前日比横ばい2,308ポイントで取引を終了した。

「おはよう世界」が紹介したブルームバーグによれば、番組に出た専門家は、不安にかられていた投資家の心理が改善してきている。ファンダメンタルズ(経済の実態)が改善すれば、雇用回復に向かう。つれてクレデットカードによる販売増加、住宅差し押さえ物件も減るとめずらしく明るい展望を語っていた。

NY原油(WTI)先物相場は、前日比26セント高、バレル81.77ドルと堅調に推移した。金先物相場は、トロイオンス40セント高、1,118.10ドルで取引された。中東情勢がにわかに緊張してきており、相場を下支えしている。

NY外国為替市場では、対円でドルが売られ、1ドル=91.70~71円で取引された。今朝のWSJ紙は、このところのドル買いの動きが余りに急激かつ大幅だった反動が出た。米国債の利回りが低下したことがドル売りを誘ったと解説していた。ドルが下げた結果、円相場が値上がりしたにすぎない。大臣が代われば円安に向かうなどと言わないで欲しい。(了)

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