「テルマエ・ロマエ」でブレイクした漫画家の著者が、幼い頃に北海道の原生林に囲まれて女手一つで育てられたところから、14歳でヨーロッパを一人旅したり17歳でイタリアに渡って極貧の生活をするなどの半生を題材に、旅とボーダー越えをテーマとして人生を語るエッセイ。
イタリアで詩人と同棲しいつも電気・ガス・水道のどれかは切られた状態というビンボー生活をし借金に追われる(母親が訪ねてきて、電気もガスも止められているこんな極寒の家にはとてもじゃないがいられないと、1泊しかしないで別の町へと発って行ったとか)経験をした著者が、失敗はダメ-ジ・ポイントではない、それだけボキャブラリーが増え時がたてば「経験」になると語るのは重みがあります。
なんとなく力が湧いてくる感じの人生論です。
ヤマザキマリ 小学館新書 2015年4月6日発行
イタリアで詩人と同棲しいつも電気・ガス・水道のどれかは切られた状態というビンボー生活をし借金に追われる(母親が訪ねてきて、電気もガスも止められているこんな極寒の家にはとてもじゃないがいられないと、1泊しかしないで別の町へと発って行ったとか)経験をした著者が、失敗はダメ-ジ・ポイントではない、それだけボキャブラリーが増え時がたてば「経験」になると語るのは重みがあります。
なんとなく力が湧いてくる感じの人生論です。
ヤマザキマリ 小学館新書 2015年4月6日発行