11月27日に紹介した1巻の展開を改めてマァラオを語り手として、マァラオがフゥと別行動していた時間の話でふくらませ、その後の展開を語っています。半分くらいまでかけて1巻をマァラオの視点からフォローしています。
1巻の直情径行タイプのフゥの視点と異なり、お茶目で好奇心旺盛なマァラオから語らせることで、物語に奥行きを与えていて、読み物としても深みを持たせています。ただ、このペースだと、少年僧(この巻で1人は少女だったと明かされますが)5人が語り終えても物語がそれほど進まないかなと心配してしまいます。
1巻で絶対的な強さを誇っていたインも相対化され、新たな登場人物が出てきて、人間関係や登場人物の思惑が複雑になっていきます。
現在日本語版はまだ2巻までしか発行されていませんが、続きが気になります。
原題:The Five Ancestors #2:Monkey
ジェフ・ストーン 訳:もきかずこ
ランダムハウス講談社 2009年9月9日発行 (原書は2005年)
1巻の直情径行タイプのフゥの視点と異なり、お茶目で好奇心旺盛なマァラオから語らせることで、物語に奥行きを与えていて、読み物としても深みを持たせています。ただ、このペースだと、少年僧(この巻で1人は少女だったと明かされますが)5人が語り終えても物語がそれほど進まないかなと心配してしまいます。
1巻で絶対的な強さを誇っていたインも相対化され、新たな登場人物が出てきて、人間関係や登場人物の思惑が複雑になっていきます。
現在日本語版はまだ2巻までしか発行されていませんが、続きが気になります。
原題:The Five Ancestors #2:Monkey
ジェフ・ストーン 訳:もきかずこ
ランダムハウス講談社 2009年9月9日発行 (原書は2005年)