ハリウッドの著名監督がトップスターを使ってハード・コアポルノを撮るというテーマのコメディ小説。
ハリウッドの俳優とスタッフのルーズなというかただれた性関係が延々と描かれています。作者がハリウッド映画の脚本家だっただけに、映画制作の実務的な描写も多く、そういうあたりからするとゴシップ的な部分もそういうものかもと思ってしまいますね。
コメディとして読むから、まあいいですけど、まじめに考えたら差別的な感覚の表現が少なからずあり、今時の出版としては疑問があります。書かれたのは1970年ですが、その頃でもこういう表現は疑問視されたと思うんですが。
こういうハードコアポルノの作成に、観光客集めの目的でリヒティンシュタイン政府が出資するなんて設定やヴァチカンの僧侶が実力でフィルムを奪取するとかいう設定には、リヒティンシュタインやヴァチカンから文句出なかったんでしょうかね。
原題:BLUE MOVIE
テリーサザーン 訳:村上博基
早川書房 2006年12月15日発行 (原書は1970年)
ハリウッドの俳優とスタッフのルーズなというかただれた性関係が延々と描かれています。作者がハリウッド映画の脚本家だっただけに、映画制作の実務的な描写も多く、そういうあたりからするとゴシップ的な部分もそういうものかもと思ってしまいますね。
コメディとして読むから、まあいいですけど、まじめに考えたら差別的な感覚の表現が少なからずあり、今時の出版としては疑問があります。書かれたのは1970年ですが、その頃でもこういう表現は疑問視されたと思うんですが。
こういうハードコアポルノの作成に、観光客集めの目的でリヒティンシュタイン政府が出資するなんて設定やヴァチカンの僧侶が実力でフィルムを奪取するとかいう設定には、リヒティンシュタインやヴァチカンから文句出なかったんでしょうかね。
原題:BLUE MOVIE
テリーサザーン 訳:村上博基
早川書房 2006年12月15日発行 (原書は1970年)