松林寺から黒沢を通って約30分、峠には宮城県ナンバーの車が10台ほど停まっていました。
秋になったら禿岳に登ってみようと家内と計画していました。
こう見えて、高校時代は山岳部、家内もワンダーフォーゲル部という経歴で、山には関心がないわけではありません。
金曜日に何も予定がないので、朝から登ってみることにして計画をしてきました。
そういうときに限って葬儀が入るというのはよくあることです。
それじゃ次の日、という予定でしたが、何と次の日にも葬儀が。
秋の紅葉を見ながらの山登り、今年は無理かと諦めました。
土曜日、朝から濃霧です。今日は晴れるはず、こんな時は雲海が出るに違いない、ということで、急遽、葬儀の前に出かけました。
霧の中の山道を登っていくと、次第に霧が晴れてきました。雲の上に出てきたのです。
紅葉の木陰から見る里は雲の下です。
既に紅葉は晩秋の装いでしたが、青空に赤や黄色が映えてきれいでした。
峠から少し登って、なぜか「賽の河原」と名付けられたケルンを積んである場所で、鬼首方面、最上町方面をパノラマで眺めました。遠くには月山も望めます。
たまたまその場所で一緒になった檀家さんと、雲海の故郷を眺めていました。
その昔ここは湖だったという伝説があるが、昔の人もここを通ってこの景色を眺めたろう。この雲海を湖にたとえたロマンがいいねえ、などと楽しんできました。
こんな近くにこんな名所があるとは、改めて宝物を発見しました。
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